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第2回 「イギリスのヴェジタリアン事情 その2」
April 2010
イギリスのヴァジタリアン事情をご紹介します

1847年に世界で最初のヴェジタリアン協会が英国で設立されました。それ以来、さまざまな文化、宗教、主義を持ったひとたちが集まっている英国では菜食文化もまた多様性をもったものに発展していきます。1945年に10万人いたヴェジタリアンが今日では400万人、つまり65年間で40倍になったという驚くべき急増率であることからみても現在英国でヴェジタリアン用の食事や食材がレストランやスーパーに並んでいるのも当然のことかもしれません。

仕事柄、私はロンドンのピカデリーサーカス付近に行くことがよくありますが、ランチに利用するのがティビッツ(Tibits)です。「ファーストフードであり、体によく、食べる量も自分で加減でき、味もよく清潔、おしゃれでお値段も手ごろのレストラン」と言えば「そんなところあるの?」ときかれそうです。でもティビッツはそれらを全て満たしていて、正に『21世紀にふさわしいモデルレストランのひとつ』といってもいいような気がします。

フードボートと呼ばれるカウンターにはサラダが40種類、日替わりの暖かい食事が12種類、スープが5種類、そしてそこで焼かれているパンやその場で作るフルーツジュースも新鮮です。特にヴィーガン(完全菜食)を望む人のためにヴィーガン食には‘V’のマークがついていますし、95%オーガニックの食材を使っていることも健康を意識するひとにはありがたいことです。 値段は最後にお会計でお皿ごと計ってチャージされます。ロンドン中心のピカデリーサーカスから歩いて5分のところにあるものの、ちょっと奥に入ったHeddon Streetにあるため、通りがかりだから入るお店というわけではありませんが一度行けば顧客になってしまうのは私だけではないらしく、隣の席に有名人が座っていることも。朝食、ランチ、夕食といつでもOKでテイクアウトもできるということも忙しく働くひとには魅力です。

ヴェジタリアンの食事は3食だけとは限りません。ロンドンの有名ホテルでのアフタヌーン.ティーもあらかじめ予約時にお願いしておけばほとんどヴェジタリアン向きのものを用意してくれます。例えばコノートホテル(The Connaught)です。昔は一般客の申し込みを断っていたという格式高いホテルですが、今では普通のアフタヌーン.ティーからヴィーガン用まで気軽に楽しめます。

予約時にヴェジタリアン、またはヴィーガンとお願いしておきましょう。ヴェジタリアンの場合はケーキ類に関しては基本的なアフタヌーン.ティーとほとんど変わりませんが、ヴィーガンは卵や乳製品は摂りませんので代わりにクリームっぽいものは豆乳で作られていたり、果物がベースになった品が出されます。

サンドウィッチは、スモークトサーモンやローストビーフなどオーソドックスなものの代わりに野菜ベースのサンドウィッチですがそれがまた美味です。グリルしたナスとアヴォカドムースや伝統のフィンガーサンドではなく、ハーブを使って調理されたトマトを四角のサンドウィッチの上に載せるなど色々工夫を凝らして作られています。

スーパーのほか、英国各地にある自然食のチェーン店であるHolland & Barrettなどでもでもヴェジタリアン用ヴィーガン用の食品が手に入りますし、最近は卵、バターを使わずに作る焼き菓子、カップケーキなども人気が出てきました。

写真は3月に南のブライトン近くで行われたEcoVeggie Fayreという「環境と菜食祭り」で見かけた卵、乳製品を含まないカップケーキを売るお店です。

最近の英国ではヴェジタリアン食が伝統的英国料理、モダンブリティッシュ、オーガニック食と並んで注目を集めています。英国にいらっしゃったら、是非一度お試しください。









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