第8回 取材中おいしかったものあれこれ
Febuary 2008
英国旅行で行くもよし、日本で探してみるもよし。
ライター&英国アンティーク研究家小関由美さんが紹介する、美味しいイギリス!

昨年は春から秋にかけて、今年4月に出版する本の取材をおこなっていました。内容は、イギリスでウォーキング。歩くことが嫌いな私がなぜ? というのは本を読んでいただくことにして、その取材のために訪れたイギリスで、本の内容とは関係なく(とはいっても食べ物好きな私のことなので、本でも少しふれていますが)食べておいしかったあれこれを、今回はご紹介したいと思います。

まず、取材の中心がコッツウォルズだったことから、コッツウォルズの食を。 スローター近くのナウントンという小さな村には、パブが1軒しかありません。「ブラックホース・イン」という名の小さなパブは、ツーリストがわざわざ行くというよりも、村の人々や近隣の人々が利用する社交場のようです。私が訪れたときも、近所の人らしき方々がカウンターに集い、テーブル席には狩猟シーズンらしく、ハンターたちがずらりとランチを取っていました。このパブには5月と10月の2回ほど訪れたのですが、どちらも食べたのはハムのパイ。「ホームメイドだから、20分ほど時間がかかるわよ」

と言われたのですが、私が食べ始めたのは、たしか40分後くらいだったような!?でもパイ皮までホームメイドな味に満足。2回ともおいしくいただきました。

コッツウォルズのすべての撮影と取材が終わり、ランチを食べてロンドンに戻ろうと思ったとき、ミケルトンにある「スリーウェイハウスホテル」へ向かいました。ここは「プディングクラブ」という、イギリス伝統のスイーツを広く世に知らしめようとしているクラブを主催している、ジルとサイモンがオーナーのホテルです。食事もおいしく、ブラッセリーでランチも食べられるので、行ってみようということに。 あいにくおふたりは不在でしたが、メインより前菜に興味がひかれ、ポークのパテとかぼちゃのスープをオーダーしました。取材が終わった開放感もあり、ゆったりとランチをいただきました。もちろんお味は、イギリスの伝統的なレシピに、もう少しさっぱり感を加えたおいしさ。フォトグラファーが食べた、メインのプディングもおいしそうでした。
コッツウォルズの取材を終え、ロンドンに戻ってきて滞在したのは、サウスケンジントン。最近、「ギャラリー」という駅から徒歩約5分のホテルが、常宿となっています。だから自然とこのあたりで、ごはんを食べることも多くなりました。
サウスケンジントンって、高級エリアで縁がないと今までは思っていたんですが、私のようなツーリストもけっこう多く、高級レストランもあるけれど、駅近くにリーズナブルでおいしいレストランもいろいろあります。いつも混雑している「ケンジントン・クレープリー」、このあたりでは有名なポーランド料理店「Daquise」、インディアン「カーンズオブケンジントン」などが、私のおすすめ。今回はひとりごはんの機会も多かったので、さっと食べられる店を選びました。夜も仕事で忙しいときは、レストランでテイクアウェイにしてもらい、ホテルに持ち帰ります。イギリスでは立派な店構えのレストランでも、ほとんどのお店がテイクアウトしてくれるのが便利です。

さて帰国日はサウスケンジントン駅から地下鉄・ピカデリーラインに乗り、約40分にてヒースロー空港へ。秋に最後の取材を終えたときにはマイルを使って、帰りの飛行機をアッパークラスにしました。クラブハウスにてランチを取ったのですが、そのおいしかったこと! なにもヴァージンのコラムだからって、そう書いているわけじゃありませんよ~。とくにメインで食べたフィッシュケーキ(豆類の芽の飾りつけが、イギリスでなぜか流行中!?)が、気に入りました。