第4回 ロンドンで、おいしいものを食べるための必需品とは?
May 2007
英国旅行で行くもよし、日本で探してみるもよし。
ライター&英国アンティーク研究家小関由美さんが紹介する、美味しいイギリス!

好景気をきっかけとしたグルメ・ブームが、現在でも続くイギリス。しかしまだそれを知らずに「イギリスは食べ物がまずい」と、昔からのイメージで語られることも少なくなく、イギリス好き、イギリスの食べ物好きな私としてはそれを聞くと、とっても悲しくなります。私はそうした方々に、
「日本でも、おいしいお店もまずいお店もたくさんありますよね? おいしいところへ行きたかったら調べていきますし、もしうっかりまずいお店に入ってしまったら『ああ、自分のお店の選び方がよくなかった』と思うこと、ありませんか?
ロンドンでもそれは同じなんです。だからぜひ、おいしいものを食べたい場合には、ご自分にあいそうなお店を調べていってくださいね~」
と、お願いしています。

そんなときに現地のリアルな情報源として大活躍するのが、『Time Out London Eating&Drinking 2007』。イギリスで発売されている情報誌『タイムアウト』のレストランガイドです。年刊で、その年の優良店には星が与えられます。タイムアウトらしいのは、高級店だけでなく、コストパフォーマンスの高いリーズナブルなお店にも、星が与えられること。巻末にはエリア別の詳しいMAPもついているので、ツーリストにはとっても便利。私はこれが出るのがたのしみで、ロンドンの本屋にあったときはなによりうれしく、買うなり熟読します。ロンドンで買うことができなかったときは、日本のAmazonで手に入れました。
この本の特徴は、その年の流行が店選びにとても反映されていて、コンランがもてはやされた時代から、現在はエスニックな料理でモダンな内装のレストランをよしとしているようです。飲茶で有名なYauatchaなどに星がついているのが、顕著な例です。
私のお店選びは、ロンドンに住んでいたときの懐かしさもあるので、どちらかといえば昔ながらの店がごひいき。そんなお店にもある年は星がついていたりすると「がんばってるな~」とうれしくなります。
ただこの本の店選びは編集部のチョイスですので、自分の口にあわないお店もあります。そのへんもまたおたのしみで、「ここはだめだった。次を探そう!」という宝探しに似た気分になります。そうして訪れた初めてのお店では、私は最初からたくさん頼まないことにしています。最初に「スターターだけでもいい?」と断っておいて、おいしければメインやデザートへ。もしそのお店がだめだったら、スターターだけで次へ。近所ですぐに入れそうな次の店を、事前にチェックしておくのがポイント。近くに店が見当たらないときは、ホテルまでの帰り道にある、お気に入りのスーパーやデリに寄ったり。とにかくまずいものを食べると、とっても損した気分になるので、なにがしかの形で収拾をはかります。そのために、初めてのレストランでは予約せずにすいている時間、ランチなら12時頃、ディナーなら18時くらいに行くようにしています。格式の高いお店や、いちばんレストランが忙しい13時や20時ころに席を予約した上でスターターだけで店を出たら、お店によってはとても失礼にあたるので、注意が必要です。

お茶に関しては、最近ではこちらの本『Afternoon Tea Perfect places for afternoon tea』が詳しく、写真もきれいでおすすめです。ケーキのレシピーなども載っており、ウェールズやスコットランドを含む、イギリス全土のティーハウスやホテルをご紹介しています。
他にもAAがご紹介しているパブガイドやB&Bガイドなど、日本に負けず劣らずイギリスにはガイドブックがたくさんあります。そうした情報を得るために、ロンドンの本屋さんをのぞいてみるのもまた、楽しいですよ!
<ロンドンおすすめブック・ショップ>