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第2回  カジュアルにおいしいロンドン
January 2007
英国旅行で行くもよし、日本で探してみるもよし。 ライター&英国アンティーク研究家小関由美さんが紹介する、美味しいイギリス!
2006年10月、イギリスへ行ってきました。今回の目的は、アンティーク・ツアー。毎年この時期におこなっていて、今年で5回目。アンティーク・フェアやアンティーク・ショップが多くある地方を回り、最後はロンドンで自由行動となります。
今年のツアーで、アンティークが豊富にある北の町・ヨークを訪れたときには、ランチに「ベティズ」というティーハウスをみなさんと訪れました。「テイラー・オブ・ハロゲイト」という、イギリスでは有名な紅茶会社が経営しているお店です。朝から出してくれるアフタヌーンティーセットや、豊富なランチメニュー、さまざまなテイクアウト商品など、いつも大人気、大行列のお店。ヨーク周辺にしかないので、この地に訪れたときは必ず立ち寄ります。今回は「リトルベティズ」という、ちょっと小さなお店も訪ねてみました。こじんまりして、いい雰囲気のお店でした。帰りにはティーハウスブレンドを、日本の友人たちへのおみやげに買いました。


さて今回はパリ在住の友人が、私の滞在中にロンドンへ遊びに来たので、ひさしぶりにセントラルの観光スポットをめぐりました。昼は時間がもったいないので、早く、安く、簡単に食べられるものを。まずは私の最近のお気に入り、中近東料理のケバブサンド屋へ。
ツーリストには未知のエリアだと思いますが、ロンドンの西側、エッジウエア・ロードはたくさんの中近東料理店が立ち並んでいます。地元の人が利用するお店がほとんどなのですが、中にはツーリスト用にベリーダンスをするレストランなども。出されるお料理は、ごまや生野菜が多く使われていて、思いのほかさっぱりしています。「メッツェ」という小皿料理などは、おつまみにも最適。
 私のおすすめは「ラノウシュ・ジュース」というお店なのですが、いつのまにかこのストリートの一大勢力「MAROUSH」のグループに入っていました。中に入るとぐるぐると回る羊とチキンのケバブが目につきます。「ラム or チキン?」と簡単に聞くだけで、あとはあっというまにピタパンに肉や野菜をはさみ、ロールサンドを渡してくれます。生搾りのキャロットジュースと一緒にどうぞ! ケバブサンドってロンドンではとってもポピュラーな食べ物なんですが、おいしいところは少なく、初めてロンドンへ行ったときにレスタースクエアで食べたものは、肉が硬く油っぽくてなにやら臭く、そして辛いものでした。たのしみにしていたので、とってもがっかりした覚えがあります。
 ここのはニンニクを効かせた白いソースと、かなり辛いホットソースの2種類をかけてくれるのが特徴。でも一目でツーリストとわかると、店のスタッフが気を使ってホットソースぬきにしてくれたので、あとからもらって、少しずつつけて食べました。このほうが辛さの調節がしやすいかもしれません。いちおうイスはありますがデリのような簡素なつくりなので、もっと落ち着いて食べたい、あるいは夜ディナーにという方は、並びにある同系列のレバノン・レストラン「マロウシュ」へ。お向かいには、新しくデリもできていました。

もうひとつのランチ場所としては、私の昔からのお気に入り、タクシーの運転手さん御用達のマーリボンにあるフィッシュ&チップス屋「シーシェル」です。奥にレストランもありますが、ぜひとも道に面した立ち食いのコーナーで食べてください。第一級の美味! とはいいませんが、イギリス人の日常のおいしさです。ここは冷凍でなくナマの魚を揚げており、その魚の種類も豊富です。ただしスモールでもフィッシュとチップス両方食べると、かなり苦しくなるので、私はひとりのとき、フィッシュケーキを食べることにしています。ジャガイモとサーモンが入った、いわゆる鮭コロッケ。ここのは丸くて、これひとつでもかなりのボリューム。ぜひ温かいうちに食べてください。日本で言ったら、肉屋さんのコロッケのような存在でしょうか!? 日本のソースはないけれど、カウンターにある塩やモルトヴィネガー、あるいはレモンをしぼって。塩味がついているので、そのままで、あるいはお好みで別売りのタルタルソースをつけても。
 夜はゆったりと&ゴージャスに、ホテルリッツ並びの「ウォルズリー」へ。内装がアールデコ・スタイルのオイスターバー&レストランです。ここではシャンパンのカクテルなど飲みながら、イングリッシュ・チーズやシーフードを堪能しました。ここはバーだけの利用も、あるいはアフタヌーン・ティーや朝食もあるので、リーズナブルに使うこともできます。
 安くておいしい食も充実しているロンドン。昨今のポンド高は日本からのツーリストには痛いけれど、うまくお店をチョイスして、ご自分なりの旅をぜひ楽しんでくださいね!

小関由美のイギリスを食べよう ベティズ
http://www.bettys.co.uk/l


小関由美のイギリスを食べよう ラノウシュ・ジュース
http://www.maroush.com/


小関由美のイギリスを食べよう シーシェル
http://www.seashellrestaurant.co.uk/


小関由美のイギリスを食べよう ウォルズリー
http://www.thewolseley.com/










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