

これは、はじめて海外旅行に行く緊張感いっぱいの人の気持ちを、少しでもリラックスさせるための心理的要因が大きいのは、いうまでもありませんが、多くの人は納得し、少し安心した様子をみせます。まだ見ぬ地にはじめていくのは、旅慣れた人でも緊張するものです。まして、はじめての海外旅行だったら、なおさら。ガイドブックを片手にウロウロすれば、自分は旅行者ですよ、と路上で大声で告白しているようなもの。そんなときに、サッと新聞の影でガイドブックを見れば、誰もがその地の人だと思います。
さてその地がロンドンだったら、新聞は買う必要がありません。朝も夜も無料で新聞を配布しているからです。せっかくだから、読む事もおすすめします。世界的な事件からハリウッドスターのゴシップまで、日本の新聞とは見方も伝え方も大違い。きっと楽しめると思います。
朝は「Metro」と呼ばれる一般紙が地下鉄の駅に置いてあります。経済新聞が欲しいなら「CityA.M.」。そして夕方は、日本の夕刊紙のようなゴシップ満載の「LondonPaper」と 「Lite」がしのぎを削っています。
このしのぎを削っているのは、発行部数や内容だけでなく、この夕刊紙二紙は、夕方街頭で熾烈な配布合戦を毎日繰り広げています。朝刊と違い、夕刊紙は街角行く人々に手渡しで配っているのです。もちろん無料です。最近はロンドンの夕方の名物にもなっています。
紫がトレードカラーの「LondonPaper」配布人と、黄色がトレードカラーの「Lite」配布人は、今宵どっちが早く配り終えるか、と近隣の配布合戦を見る人も少なくありません。主要な駅のそばで、平日の夕方毎日配布しています。