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第3回 旅を終えて
September 2008
毎号イギリスの特集記事が満載の雑誌『RSVP』。取材のために年に数回は渡英するという同誌編集長が、はじめて子供を連れてイギリス旅行へ。その体験談を語っていただきました。
子供と行くイギリス。第3回目は、今回の旅についての総まとめです。さて実際にいくらかかったか、子供連れにとってのイギリスの印象などについてまとめてみました。

■いくらかかったか?
物価が高いと言われるイギリスの旅。果たして家族4人の旅だといくらかかるか気になるところです。我が家の場合は、子供の航空券はマイレージを使ったこともあって、結局60万円ほどでした(うち約半分は航空券と燃油サーチャージ、空港税など)。今回はすべて個人で手配しましたが、子供の好みや体験させたいことなどをあれこれ考えていくと、ツアーではカバーしきれず、どうしても個人手配の旅になると思います。ひとつひとつ手配していくのは大変でもあり楽しくもあり。その分、思い出に残る旅ができるのではないでしょうか。

■イギリスは子供連れにやさしいか?
渡英前は、イギリスは子供連れの旅には向いていないという印象を持っていたのですが、その印象は大きく変わりました。第2回で触れたロンドンの地下鉄・バスの子供料金、プレミアリーグの家族席などの対応だけではなく、たとえば高速道路のサービスエリアのレストランでは子供の食事が無料というサービスがあることにも驚きました。また、小さな町や村には必ず子供用の広大な遊び場があることも助かりました。遊び場といっても、日本の小さな公園とは違い、目の前に牧草地や丘が連なっていたり等、1日中のんびりしていてもいいと思えるほどでした。



■人のやさしさがなによりうれしい!
もうひとつ、イギリス人が世代を問わず子供に対してとてもやさしいということも今回の旅で実感しました。これまでは「他人のことには我関せず」というのがイギリス人だと思ってきましたが、これは大人同士だけだったようです。 子供がいると散歩中のおばあちゃんはもちろん、若者までもが気軽に声をかけてきたり、コッツウォルズでは同世代の子供たちから鴨の餌をもらったりしました。 こういう触れあいを通じて、子供たちも人と接するのがより楽しくなったようです。






■子供の適応力には唖然!
今回の旅は異文化体験が本当の目的。コッツウォルズでは知人たちと一緒にウォーキングをしたりパブで食事をしたり、また北ウェールズの友人宅では同世代の子供たちと遊ぶなど、できるだけイギリス人と接する機会を多くするように心がけました。
そこでの子供の適応能力は驚くばかりで、子供同士は会った瞬間から一緒に遊び始めますし、大人にも平気で話しかけるようになりました。最近は保育園でも小学校でも英語に触れる機会がありますが、コミュニケーションの楽しさを知るという意味では、本場での体験に勝るものはないと強く感じました。



■子供たちはどう変わったか?
帰国後、子供たちが小学校や保育園で「イギリスに行ってきた」という話しをすると、「すげー!」という反応が返ってきたそうです。やはり周囲にイギリスに行ったという友だちがいないので特別な体験だと思われたのでしょう。また、上の子は自然史博物館で撮った恐竜の写真を「ボクの宝物」としてクラスで発表して注目を浴びたようですし、下の子は週2日はエヴァートンのユニフォームを着て保育園に通っています。子供の興味によって印象に残っているところが違うという点も、イギリスだからこそだと感じました。この経験が彼らのこれからにどう影響を与えるのかはわかりませんが、他の国では得ることのできない貴重な経験になったことはたしかです。

以上、お読みいただいてありがとうございました。 もしご家族でのイギリス旅行に興味がある方がいらっしゃったら、ぜひこの連載を紹介してあげてください。何かの参考になれば幸いです。








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