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第1回 ドライブの楽しみと不安
April 2009
毎号イギリスの記事が満載の雑誌『RSVP』。取材のために毎回レンタカーを使用するという同誌編集長が、なんと自ら撮った動画を交えてドライブのアドバイスをまとめてくれました。ガイドブックには載っていない生の体験がいっぱいです。
海外でのドライブは未経験の方には勇気がいることだと思います。言葉の通じない国で道に迷ったら、トラブルや事故を起こしてしまったら・・・等々、不安はいっぱいですよね。その一方で、車でしか体験できない旅があるのも事実。「自分のペースで旅する」楽しさは、電車やバスの旅では体験できないものです。
そういう認識をお持ちの方で、かつイギリスでのドライブに興味がある方には、今回の連載はきっとお役に立つと思います。ご一読いただければ幸いです。


■ドライブの旅をする理由・その1

さて、ここで簡単にイギリス・ドライブの旅のおすすめポイントについてざっとご説明しましょう。

  • 日本と同じく左側通行なので、戸惑わずに運転できる
  • 運転マナーが日本とは比べ物にならないくらいにいい
  • 美しい風景の田舎道を走るのは最高の気分
  • 料理のうまいパブや気になるティールームは車でしかいけないところにあったりする
  • ほとんどの高速道路が無料なので、何人かでの旅なら電車よりも安上がり
一見当たり前のことばかりですが、これらを実際に体験してしまうと、もう、バスでの移動がどうにも物足らなく思えてきてしまいます。リピーターの方なら、たとえばその日の宿泊先だけを決めておいて、その日の気分で行きたいところに行くなんていう旅も可能。時間にとらわれることなく自分のペースで動ければ、旅は何倍も楽しくなることでしょう。


カーナビがレンタカーの旅を変えた!

初めての町で走ることの不安、田舎に行って地図を見ながら走ることの不安・・・。ひと昔前までは海外でドライブというと様々な不安がありました(それはそれで旅の楽しみでもあるんですが)。でも、カーナビが発達した昨今、その不安はかなり解消されたと言ってもいいでしょう。

機種によって性能が違うので断言することはできませんが、カーナビさえあれば、1人旅で初めての土地をドライブしても、ちょっと迷うくらいで目的地に到達することができます。たとえばヒースロー空港に降り立って、レンタカーのオフィスから高速を利用してコッツウォルズに向かう・・・。そんな旅ができてしまうわけです。これはもう画期的なことです!

カーナビについては第2回で詳しく説明しますが、日本でカーナビを使い慣れていて、簡単な英語が読めて聞き取れれば大丈夫。英語がまったくできない場合は、「ハーツ」で日本語対応のカーナビ「ネバーロスト」という機種がイギリスでも導入されています。これだと音声案内はすべて日本語でできますから、英語が苦手でも安心です。


ランドアバウトを攻略しよう!

どれだけカーナビが整備されようとも、イギリスでのドライブには大きな関門が待ち受けています。それが「ランドアバウト」と呼ばれるロータリー。ルールとしては、ロータリー内に入っている右側からの車両優先で、車がいなければ進入して目指す出口で外に出る・・・というシンプルなものですが、なにしろ日本にはほとんど見かけないシステムですから、ドライブ初日はかなり戸惑うことでしょう。

過去に何度か、イギリスでのドライブ初体験という方が運転する車に乗ったことがありますが、ほとんどの場合、ランドアバウトの標識が出てくると突如として顔が引きつりはじめ、直前でパニックに陥ってしまうようです。その時の頭の中では「???」が渦巻いているはずです。

「どのタイミングで内側に入ればいいの?」
「内側に入ったはいいけど、どの車線を走ればいいの?」
「出口がわからない!?」
「ウィンカーはどっちに出せばいいの?」

でも、こればっかりは慣れるしかありません。半日も走ればすっかり慣れてしまうのですが、最初はただひたすらゆっくり走ればいいですし(日本みたいにクラクションを鳴らすドライバーは少ないです)、出口がわからなければお目当ての標識を見つけるまで、グルグル回っていてもいいわけです(私もたまにやってます!)。

といっても、文章だけではなかなかイメージが伝わらないですね。
では、ランドアバウトの動画をご覧に入れましょう。昨年の取材時、手持ちのデジカメの動画モードでランドアバウト走行シーンを撮っていました。ハンドルを握るのは、日本から同行したN氏とT氏。お二人ともドライブは初体験でしたが、既に英国に入って数日が経過しているので、なかなかの腕前です。



●まずはシンプルなランドアバウトから
www.youtube.com/watch?v=IoJDd6O0bM8&feature=channel_page


まずは初級編から。これは小さめのランドアバウト。右から車が来ていないので、そのままランドアバウトに入って、目指す出口で出ればクリア。前を走るのはドライバーガイドの木島タイヴァース由美子さんが運転する車です。


●ちょっと交通量が多いランドアバウト
www.youtube.com/watch?v=Xu1GfKPmcfQ&feature=channel_page


次はランドアバウトが2つ続きます。最初はやや交通量の多いランドアバウトですが、ルール通り、右から進入してきた車両の通過を待ってから進入します。その先にもランドアバウトでは、最初の出口で出るので、左側の車線をキープして走行します。

●ランドアバウト内に複数の車線がある場合
www.youtube.com/watch?v=BZ3y1GrsY9A&feature=channel_page


幹線道路のランドアバウトです。直前に十分に速度を落としておかないと急ブレーキを踏むことに。2つめのランドアバウトは、行き先によって車線が分かれています。遠い出口(3つ目以降)で出る場合、最初は内側の車線へ入り、目指す出口が近づいてきたら徐々に外側の車線に移っていきます。 これができればもうランドアバウトは怖くない!

●高速からの出口にもやっぱりランドアバウト!
www.youtube.com/watch?v=VOTDGqorKgo&feature=channel_page

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高速道路を本線から降りて一般度運向かいます。出口にはたいていこのようなランドアバウトがあり、ランドアバウト用の信号もあります。信号が赤の場合はもちろん停車、この場合は青なので停車せずにランドアバウト内に進入します。

●最後に、高速を降りてバースに向かう快適なドライブシーンを
www.youtube.com/watch?v=L6Hj8uaHHeQ


高速道路を降りて一般道をバースへ向かいます。典型的な田舎の幹線道路で、左右には緑が広がります。都市部を出てしまうと信号も少なく、時々ランドアバウトがある程度なので、速度が落ちることはあっても停車することはほとんどありません(渋滞は別ですが) 。時速50マイル(80km)での走行は快適のひとこと!

リンク集

イギリスを車で走ろうイギリスでの運転に関する基本情報(英語)
www.direct.gov.uk/en/TravelAndTransport/Highwaycode/DG_070190

イギリスを車で走ろうランドアバウトの走り方(英語。イラストがわかりやすい)
www.direct.gov.uk/en/TravelAndTransport/Highwaycode/DG_070338

以上で第1回の連載は終わります。 次回は「レンタカーを借りる場合の実践アドバイス」と題して、実際にレンタカーを借りる場合の体験談などを紹介します。









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