第27回 英国の野外エンターテインメント “sun worshipper” or “hothouse flower” ?
June 2010
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルの英語講師が、イギリス文化についてご紹介します!リアルなイギリス情報をお楽しみ下さい。

Written by Philip Patrick (フィリップ・パトリックは
ブリティッシュ・カウンシルの英語講師です)
皆さんは、少しでも外が暖かそうと感じると部屋から飛び出す
“sun worshipper” ? それとも、太陽を避けて安全な屋内にとどまる
“hothouse flower”?

子供のころの私は、
“hothouse flower”で、どんなに天気が良くても、外に出たがりませんでした。私の父親は正反対。それほど暖かくない日でも、シャツを脱ぎ捨て、庭で草を刈ったり、花壇に種をまいたりと、男らしい父親らしい作業をしていました。そんな父親が魅力的に日焼けする一方、私の青白い肌は太陽を浴びたとしても、さらに色白に。私は色あせているといっていい位、日に焼けていなかったのです。
そんな私も、時が経つにつれて、健康的なアウトドア・ライフに心引かれるようになり、夏の日ほど素敵なものはないと思うようになりました。そう実感するようになったのは、ロンドンで行われていた数々の野外ミュージックフェスティバルで働いていたころ。外で過ごした時間は、日光浴以上のものを、私にもたらしてくれました。その中でも印象的な思い出といえば、大勢の観客の前で演奏していたペット・ショップ・ボーイズ、ニール・テナントの数フィート後ろのカーテン裏のステージへもぐりこんだこと。一方で、魅力をあまり感じなかったのは、The Finsbury park Copycat festivalで、スパイス・ガールズの曲の演奏やパフォーマンスをしているトリビュート・バンドの護衛をしたことでしょうか。スパイス・ガールズのカバーバンドをどうして護衛する必要性があったかというと、家に引きこもりがちな英国人でさえも、夢中にさせる夏の集団的な熱狂現象のためです。英国人は、太陽を見るや否や、上着や抑圧を捨てがちになる傾向が・・・。日本人は天候の急な変化にも慣れているので、適切な行動をして、着替えもきちんとしますが、英国人は天気に対して耐え忍んできたせいか、急な変化に我を忘れてしまいます。
とは言っても、野外のエンターテインメントは楽しいもので、現在、かつてないほどの人気があります。ありとあらゆる好みを満足させるミュージックフェスティバルもたくさん行われます。(スパイス・ガールズファンを含めて)
<英国政府観光庁サイト>
また、今年は、英国と時差のない南アフリカで行われるワールドカップを放送する野外スクリーンも注目です。野外スクリーンでの中継は、伝統的な準々決勝のPK戦での敗退まで続くでしょう。
カルチャー好きには、6月と7月に
コベントガーデンでおこなわれるプラシド・ドミンゴのパフォーマンスなどを大きなスクリーンで楽しむ中継イベントも注目です。
これらの野外エンターテインメントでお気に入りが見つからなくても、英国で最も人気のある晴天下での野外アクティビティー、
“Outside Drinking - 屋外で飲む”は、お楽しみいただけるのでは?快適な夏の日の夜に、ちょっとした屋外スペースがあるパブでビールを注文して、
“sun worshipper”たちと、外で飲んでみてください。雰囲気がやや硬いと感じたときは、下記のような天気に関連した会話がオススメです。ただし、洋服はきちんと着ることはお忘れなく。
‘Lovely day, isn’t?’ 良い天気だね。
‘Hot enough for you?’ (ちょっと皮肉気味に)暑さは十分?
‘Phew, what a scorcher!’ ふー。なんて暑いのだろう。。。。
英国の公的な国際文化交流機関 ブリティッシュ・カウンシル
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