第22回 A New Leaf 新年の誓い
January 2010
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルの英語講師が、イギリス文化についてご紹介します!リアルなイギリス情報をお楽しみ下さい。

Written by Philip Patrick (フィリップ・パトリックは
ブリティッシュ・カウンシルの英語講師です)
私は、新年になるたびに、クローゼットの底からホコリのかぶった古い漢字練習帳を取り出し、今年こそ制覇しようと決意します。52週間(= 1年間 )、毎週20個の新しい漢字を学ぼうと心から誓うのですが、2月の第1週目頃には、元の場所でホコリにまみれに ・・・。

私は新年の誓い
‘New Year’s resolutions’ に常に悩まされてきました。少年の頃は、両親を喜ばせる内容の年間プランをきちんと計画していました。純粋で幼かったときは、愚かにも、明確な目標、例えば、「うそをつかない」、「週3回お皿を洗う」など。成長し賢くなる(?)につれて、目標が達成できなかったときに分かりにくい、曖昧な目標、「いい子になる」、「ポジティブに物事を考える」などを選ぶようになりました。
ある調査によると、英国でもっとも人気のある新年の誓い
‘New Year’s resolutions’ といえば、「禁煙する」、「体を鍛える」、「旅行する」、「不機嫌にならない(私も含めてスコットランド人の影響でしょうか、、)」。 社会学者は、
‘New Year’s resolutions’ の成功期待値は52%と推定していますが、実際には、12%しか達成できていないようです。
新年の時期に英国中で耳にする、希望に満ちた(または希望のない)楽天主義的な、新年の誓い
‘New Year’s resolutions’は、とても古い言い回しで表現されます。例えば、乱れた生活スタイルを見直し、心機一転するという意味の
‘I am going to turn over a new leaf! ’。フレーズ中のleafは植物の葉ではなく、本のページを意図しています。新年が来るたびに、自分自身を小説の新しい章の始まりやノートの折れていない新しいページに重ねたりするように。
英国で近年、最も人気のあるチェンジといえば、伝統的に、野暮ったく統一感がないとされる英国ファッションスタイルからの イメージチェンジ
‘makeover’でしょう。これは、人気テレビ番組`What not to wear`に出演しているTrinny や Suzannaのようなファッションの達人からアドバイスを受けるために簡単な申込みをすることによって実現しています。最近、日本のテレビでも特集されたこの番組は、5000人以上の女性のイメージチェンジの手助けをしました。1月のセールは彼女たちの哲学を試すのにうってつけですね。
ちなみにTrinny と Suzannaの最新アイディアでは、身体の形を‘りんご’、‘棒付きキャンディー’ や‘鉛筆’のタイプに分け、タイプ毎にスタイルガイドを提案しています。私は‘鉛筆’のタイプですが、あなたは?
もちろん、新年になったからといって、皆が自分を変えようとするとは限りません。年配の皮肉屋は自分自身やスタイルチェンジの勧めに次のように応えて頑固に拒否しがちです。
‘You can’t teach an old dog new tricks! ’ 老人は新しいことができないよ!
そんな時は、次のようなフレーズはいかがでしょう?
‘You’re never too old to learn! ’ 物事を習うのに遅過ぎることはない。
P.S. 私の漢字練習帳はどこにあるのか・・・。
英国の公的な国際文化交流機関 ブリティッシュ・カウンシル
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