第18回 イギリス人とガーデニング ‘Green Fingers’
September 2009
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルの英語講師が、イギリス文化についてご紹介します!リアルなイギリス情報をお楽しみ下さい。

Written by Philip Patrick (フィリップ・パトリックは
ブリティッシュ・カウンシルの英語講師です)

来日して初めての私の家は、外壁が緑色で、フランス語の名前がついたアパートのワンルームでした。小さな部屋でしたが、時折聞こえてくる暴走族の騒音はさておき、夜は静かで駅からも徒歩5分と、十分満足していました。
ただひとつ欠けていたものが、‘Garden (庭)’。 私が住んでいたエリアは、なにもかもがコンクリートで整備されていたのです。(なんと公園まで!) 2、3年後、現在のGarden付きのアパートに引っ越しました。わずか1平方メートルのGardenですが、私のです。疲れて帰宅しても、足を踏み入れると心が安らぎます。
今月は、私たち英国人にとって大切な存在の‘Garden’にまつわる英語のフレーズと‘Garden’情報をご紹介します。
英国人にとって‘Garden’の大切さはどれだけ誇張してもしすぎることはありません。趣味でガーデニングを楽しむ人から、園芸学を勉強し、コンテストや品評会に出品して熱心にガーデニングをする人まで、英国人の60%が「自分たちは‘Gardener (庭師)’だ」といっている程です。
優秀な Gardener は、
「園芸の才能がある」という意味で ‘green fingers (グリーン・フィンガーズ) を持つ’といわれています。
その他、ガーデニングにまつわる英語のフレーズといえば:
Don’t let the grass grow (under your feet) は、「芝生を伸ばさない」という意味から、‘機会を逸せずに行動する’
Grasp the nettleは、「触れると赤くはれるネトルをしっかり握る」という意味から、‘進んで問題に取り掛かる’
Nip it in the bud! は、「つぼみの状態で摘み取る」という意味から、‘小さな問題が深刻になる前に、速やかに対応する’
人にちなんだ英語のフレーズといえば:
English rose (バラ) は、英国人女優のキーラ・ナイトリーのような(!?)‘美しい人’
Shrinking violet (スミレ)は、自分の意見を述べることができないような‘恥ずかしがり屋’
Gooseberry (スグリ)は、‘おじゃま虫’
I went out with my girlfriend last night but her sister came along. What a gooseberry! ‘昨晩、ガールフレンドと出か
けたら、妹がついてきたよ。なんておじゃま虫!’というように使います。
英国には多くのGarden がありますが、園芸愛好家のための協会、英国王立園芸協会(RHS)はウィズリー、ローズムーア、ハーロウ・カー、ハイドホールの美しいGarden を所有しています。RHS のWebサイトでは、その他、約140の提携Garden情報や、ウィズリー・フラワー・ショ―、ロンドン・オーターム・ハーベスト・ショーなどの最新ニュースを紹介しています。今年のウィズリー・フラワー・ショ―では、英国式フラワーアレンジメントのディスプレイが目玉で、ロンドン・オーターム・ハーベスト・ショーでは、立派に成長した野菜や特産物を買ったり、試食できるでしょう。
ちなみに、もし皆さんが英国で日本が恋しくなっても、英国には少なくても10個の日本庭園があるので、ご安心を。私のお気に入りは、ロンドン西部にある可愛らしいホランドパークの静かな隅にある日本庭園です。
次回の英国旅行の際には、英国のGarden へ足を運んでみてください。ベンチでくつ
ろいで花盛りの英国をお楽しみください。園芸好きがこうじてバラに話しかけてい
る人がいても、驚かれないように・・・。
英国の公的な国際文化交流機関 ブリティッシュ・カウンシル
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