第14回 誰もが好きなご褒美!? A Little Pampering
May 2009
英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルの英語講師が、イギリス文化についてご紹介します!リアルなイギリス情報をお楽しみ下さい。

Written by Philip Patrick (フィリップ・パトリックは
ブリティッシュ・カウンシルの英語講師です)
私は以前、日本の“温泉ランド”で迷子になったことがあります。“温泉ランド”の入り口で、連れと20分後にバラ風呂で会う約束をし、男子更衣室へ向かったものの、大勢のハワイアンスタイルのパジャマを着た人たちに囲まれるや否や混乱し方向感覚を失いました。ロッカールーム、サウナ、熱いお風呂、冷たいお風呂、マッサージ室、そして恐ろしげなマッサージチェアがある休憩室をあとにし、やっとの思いで、バラ風呂に到着したころには、待ち合わせ時間はとうに過ぎ、彼女は激怒・・・。バラの香りで落ち着くかと思ったものの、熱い温泉は彼女の興奮を鎮めることはありませんでした。彼女はちょっとした
‘pampering’を求めて温泉に行った訳ですが…。

今回は
‘pampering’、pamperという英単語と、
pamperにまつわる英国の観光情報をご紹介します。pamperという単語は、ご褒美や高価なプレゼントで人を最大限に贅沢な気持ちにさせることを意味しています。なでられた猫がゴロゴロとのどを鳴らしたり、気持ちの良いマッサージを受けたり、さらに言えば、温泉リゾートでの滞在を思い描いていただくと、お分かりいただけるかと思います。具体的には次のように使います。
I need to pamper myself - I'm going to spend a weekend at a five star hotel.
自分へのご褒美に、5つ星のホテルで週末を過ごそう。
I love a good pampering - chocolates, champagne and then a long soak in a jacuzzi.
私にとってのご褒美は、チョコレート、シャンペン、ジャグジーでゆったり過ごすこと。
ただ、
pamper は、非日常的な楽しみや贅沢をほのめかす女性的な言葉なので、男性は中立かつ現実的な表現である
treat (myself) という単語を使います。
I'm going to treat myself to a new CD player.
自分へ新しいCDプレーヤーをプレゼントしよう。
Pampering (ご褒美・贅沢)は、英国において、心や体を癒すための様々な治療を提供する短期の滞在施設であるSpa(スパ)の増加とともに、大きな観光ビジネスになりつつあります。
典型的にカントリーハウスやお城を利用して作られたSpa(スパ)では、美しいカントリーサイドを楽しみながら、様々なプログラムを受けることができます。
Pampering / Spaは芸術形式にまでに高められ、大変人気になったので、英国への旅行者のために規制し、ランク付けをする機関BISA (The British International Spa Association)も誕生しました。
こちらで近隣のスパも探せるようになっています:
また、日本のように、英国にも、温泉地があります。もっとも有名なのは英国西部、サマセット(Somerset)にあるバース(Bath)でしょう。バースにはローマ時代からの遺産である元の場所に年間100万人以上の観光客が訪れるミュージアム
Roman Bathsがあります。そして、最近、英国の最も美しい市の1つであるBathの素晴らしい景観が一望できる豪華な屋上温泉プール
Thermae Bath Spaが完成しました。バース市民は、この素晴らしい新施設をあまり喜んでいないかもしれません。地方税が著しく高騰したのですから・・・。
バース情報はこちら
日本に着てから10年、“温泉ランド”での不幸な体験は過去のものとなり、様々な温泉施設の迷路のような廊下の進み方や、動きを予想できなかったマッサージチェアの使い方もマスターしました。さらに学んだ重要なことといえば、ご褒美を必要としている女性は、待たせないということです!
英国の公的な国際文化交流機関 ブリティッシュ・カウンシル
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