
ただ、以前は庶民のスポーツと見なされていましたが、1990年代の初めに、スポンサーシップやサテライトテレビから流れ込む莫大なお金によって、フットボールを取り巻く環境は変化し始めました。冨は外国人スター選手を英国に惹きつけることとなり、今日、多くのトッププレイヤーは、週10万ポンド(約2千百万円)稼ぐといわれています。
BBC放送の'Ready, Steady, Cook!'というテレビ番組では、プロと一般人がチームとなって料理の腕を競います。この番組からも、英国人の料理に対する姿勢が次のように変化したことが明らかです。
フットボールの敷居は少し高くなってきたものの、フットボール観戦は、熱気に包まれた雰囲気を体験できる貴重な機会です。ファンによる絶え間ない激励の歌や声援は、生の英語表現を聞くめったにないチャンスです。中でも白熱する試合は、ロンドンでのアーセナル対トッテナムや、グラスゴーでのセルティック
対 レンジャースといった同じ町出身のライバルチームの戦いでしょう。ちなみに、セルティックの試合では、卓越した技術や素晴らしいゴールでファンを虜にしている中村俊輔の雄姿も観戦できます。(コメンテーターは、発音に苦しみ、彼を'Shunsookie'と呼んでいるようですが・・・。)
試合観戦と同様、有名な試合場のツアー訪問もお薦めです。最近ロンドン北西部にオープンしたウェンブリー・スタジアムを訪れ、競技場を走ったり、選手が優勝カップを持って登っていく階段を登ることができます。(http://www.thestadiumtour.com/Home.aspx)その他、グラスゴーのハムデン・パークにあるThe
Scottish Football Museum訪問を含むツアー(http://www.scottishfootballmuseum.org.uk/)も人気です。
ここで、フットボールから派生し、日常で使われるようになったフレーズをご紹介します。
'Move the goalposts' = 秘密裏に規則や条件を変える
'Give it your best shot'= 全力を出して頑張る
'Score an own goal'= 自分自身で問題を引き起こす
'Play away from home'= 浮気をする
また、1960年代のリバプール・フットボール・クラブのマネージャー、ビル・シャンクリーは、「フットボールは生死に関わる問題だという人もいるが、更に重要な問題ではないか。」と言ったとされています。シャンクリーはおそらく半分ジョークでいったのでしょうが、この言葉は、英国での'the
beautiful game'に対する情熱をうまく言い当てています。地元のチームを応援しながら、忠誠心や団結力そして人生の山と谷を学び成長した英国人は実にたくさんいるのです。そんな白熱したフットボール観戦を、ぜひ体験してみてはいかがでしょう?
著作者 Philip Patrick (フィリップ・パトリックはブリティッシュ・カウンシルの英語講師です)
英国の公的な国際文化交流機関 ブリティッシュ・カウンシル
国際的な英語教授資格を持つ英語講師のもとで、世界を広げるために英語スキルを高めませんか?コミュニケーション英語、ビジネス英語、留学のための英語、
IELTS 試験対策、時事英語、文学セミナーなど、多彩なコースをご用意しています。
また、講師と生徒の交流を深めるための無料のイベントや、アーツ、サイエンス、教育関連のイベントも随時開催しています。
コースの詳細等は、ホームページをご覧ください。