


大自然の中で、心身ともにリラックスしてゆったりした時間を過ごしたい。
でも、あまり遠出はしたくない。そんなわがままを許してくれる場所が
ロンドンからわずか90分、列車で行けるニューフォレストだ。
イングランドの南部にあるニューフォレストの広さは571km²。2005年に国立公園に指定された英国で一番小さく、そして一番新しい国立公園である。公園内にはいくつもの丘陵が点在し、森林や荒野、湿地が広がっている。農耕に不向きな土壌であったことが幸いし、今でも豊かな自然が温存されている。征服王ウィリアムにより王室の狩猟区に指定された歴史を持ち、現在も256km²を王室が所有している。

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草地にはのんびりと草を食むポニー。まるで絵画のような風景を眺めながらの散策は至福のとき |
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遠くに見えるのはリンドハーストの教会の尖塔。ここは英国で最も人口の多い(人口3万4668人)国立公園でもある |

丘の上に建つ教会の尖塔が印象的な古風で落ち着いたたたずまいのリンドハースト。ここには、ニューフォレスト・ミュージアムやツーリスト・インフォメーションもあるので、旅の拠点としたい場所である。緑に包まれてゆったりとした休日を過ごしたいなら、慌ただしい日帰りの旅より、1泊だけでも宿泊することをお勧めしたい。
リンドハーストの町から程近い場所に日本人オーナーが経営するゲストハウスがある。2006年7月1日にオープンしたルーファスハウスRufus House(写真:右)は、小さな塔が印象的なビクトリア朝様式の建物である。
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大自然の中を走るサイクリングは最高。リンドハーストの町で自転車レンタルができる |
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リンドハーストにはフェラーリ、マセラティの高級車のディーラーが存在し、小さいながらもとても垢抜けた町 |

リンドハーストの南に位置するビューリーの村。小さな村ではあるが、モンタギュー家の広大な敷地内に国立自動車博物館を始めとしてパレス・ハウス、修道院、ガーデンが公開されている。一大レジャーランドとなっており、しっかり見たら丸一日あっても足りない間も知れない。
どうしてこんな小さな村に国立自動車博物館があるのかと疑問に思うかもしれないが、第2代ジョン・モンタギュー・ビューリー卿は、1902年に世界初のモーター雑誌『ザ・カー・イラストレイテッド』を創刊し、自動車評論家として活躍した人物だからである。

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まさに人と動物たちが共存しているというような風景。自由気ままに生きるポニーたち |
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子供が近寄っても、カメラのシャッターを切っても、置物のように身動きしないポニー |

車好きなら、国立自動車博物館を目指そう。ここは初期のクラシックカーから最新のF1カーまで、歴史的名車といわれる約250車種が揃ったモンタギュー卿の所有のミュージアムである。モノクロの記録映像でしか見たことのない世界最速記録を打ち立てた超高速車の展示も興味深い。
また、日本人には佐藤琢磨氏が2004年にステアリングを握ったF1カーの展示も必見。2009年7月、佐藤琢磨氏はF1カーの一般公開を記念して開催されたイベントにも参加しており、展示コーナーもある。

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2004年に佐藤琢磨がステアリングを握ったF1カー(B.A.R006HONDAのアメリカGP仕様) |
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ミュージアム内にあるショップには、車好きなら欲しくなるアイテムが揃っている |
