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第2回 「1.ニューアークアンティークフェア  2.All Saints 」
May 2010
英国のアンティークをはじめ、ヨーロッパ各地のアンティーク家具を扱うロイズ・アンティークスのバイヤー酒井が、イギリスのアンティークの楽しみ方をご紹介。今回はロンドンで必ず立ち寄るおすすめのアンティークショップや素敵なインテリアショップをピックアップしました



ロンドンで必ずツーリストが訪れるといっても大げさではないポートベローロード 通りのあちこちにアンティークを扱うお店が点在しマーケットの開かれる土曜日には 多くの観光客で賑わいます。この界隈はアンティークマーケットだけでなく今はトレンドを発信する数々のお店 ファッションブランドのアンテナショップやインテリアを扱うお店が次々とあらわれ常に変化を続けています。 そのなかに さきごろUK発のカジュアルファッションブランド All Saintsが今までアンティークショップが集まっていた通りの中心にメガショップをオープンしました。

地下1階 地上1階のとても大きなショップで なにより目を引くのはそのインテリア すべてといっていいくらい鉄で出来たインダストリアルなアンティークのテーブルや什器を使用し まるで何かを作るファクトリーのような雰囲気です。 その雰囲気にビンテージを意識したカジュアルなウエアがマッチして見るものを圧倒します。 外から見ると何のお店かすぐには分からず その圧倒的な存在感に通りがかった人は思わず足を止めてしまいます。 若い人をターゲットにしていますが とても入りやすいお店で訪れた多くの人にひと目見たいと思わせる視覚の演出と効果はさすがにロンドンのファッションブランドのテクニックと感心させられます。

今や特にアパレルのショップインテリアの1カテゴリーとして認知されたインダストリアルファニチャーですがここまで徹底的に作り込んだお店は他では見たことがありません。ポートベローを訪れた際はぜひ立ち寄ることをおすすめします。
http://www.allsaints.com

▼外から見たところです。アンティークマーケットで有名なポートベローロードです。 外観からは古いミシンがウインドーいっぱいにディスプレィされ一見したところ街並み にとけこんだアンティークショップのようですが ー ▼しかし一歩店内に足を踏み入れるとそこには壁一面にミシン ミシン ミシンがずらりインダストリアルな雰囲気をさらに高めるすごいアイデアがこのアイデアにはさすがにびっくりしました。イギリス中のアンティークミシンが買い占められたのでは???



▼1階はレディス
地下はメンズの構成です。

▼メンズフロアへのアプローチ
吹き抜け部分はこの迫力



▼1階から地下を見たところ。


▼シューズのディスプレィも徹底したアイアン什器 天井からのランプも凝っています。


▼アンティークのシューラストもこの通り あるインダストリアル家具を扱うアンティークディーラーに聞いた話だとオープンにともない木型を何百足も集めたとのこと


▼デニムとディスプレィテーブル もとは工場で使われていた機械をテーブルに加工したもの 冷たい鉄の質感にデニムが良く合います。



▼レディスのコーナー
ハードなイメージのテーブルですがガラストップなので重たい感じだけでなくレディスウエアにもとても合います。


▼いったい什器にいくらかかったのでしょうか。 インダストリアル家具はポリッシュ(表面の塗装をはがして鉄の部分を光らせる)加工の手間がかかり数も多くありません。


▼お店のエントランス
以前は大小さまざまなお店が集うアンティークショップビルでした。新しいショップですが町の景観にとけ込み以前からずっとあったような雰囲気です。



イギリスでは毎週のようにいろいろなところで開かれる大小さまざまのアンティークフェアやマーケットがあり 古いものを大切に使い続けるイギリスの文化は有名ですが、その中でも年6回開かれるNewark International Antique & Collectors Fairはヨーロッパでも最大の規模を誇りイギリスの出店販売を行うアンティークディーラーはもとよりアメリカ ヨーロッパに限らず世界中からアンティークのバイヤーやディーラーがこのアンティークフェアを目指して集まってきます。 その規模から 場所はとにかく広い場所でなければならずよく日本で東京ドーム何個分という表現をしますが 調べてみるとなんと84エーカー といってもわからないので坪に直すと10万坪強 想像することすらできないさらにわかりづらいとてつもない数字になってしまいます。よって選ばれたのがもとは馬のレースや調教などを行う敷地(イギリスでは他にも同様な施設で開かれるフェアもある。)

当然駅から近いことなどありえず自然豊かなカントリーサイドでの開催となります。(主要駅 Newark Northgate Station) フェアは2日間行われますが1点限りのアンティーク当然早いもの勝ちなので多くのバイヤーは初日オープンを目指して集まります。一般の人にも開放しており1日では見切れないほど多くの出店者があり いいものはすぐに売り切れなどの心配はご無用 アンティークが好きにはお祭りのような楽しさです。 ちなみに出店者数4000以上大小さまざまなテントやビルの中の小さな出店者までまた売られるものも家具からジュエリーまで大きさカテゴリーもさまざま 面白いことに出展する内容によって出店者がほぼ同じエリアに集まっていることが多いので目的が決まっていれば探しやすいです。

こんなとてつもなく大きなフェアですが 頭が痛い問題はずばり‘天気’です。出店者の多くは屋外にお店をひろげるので ただでさえ1日で天候が変わりやすいイギリス 雨が降ったら出店者は 展示することもできず 商売は上がったりです。  すべては天気任せ運任せです。次にこれは覚悟してください。 全部見たいと思ったら1時間に4km歩ける換算だとすると私の足で約5時間かかり単純計算すると4km×5時間=20kmです。いくら見るのが好きだとはいえ終わるころにはヘトヘトです。 アンティーク好きのお年を召した方も多数いらっしゃるので カート(ゴルフ場でよく見るタイプの1人用小型版)の貸し出しもあり 長時間はちょっとと思われる方にはおすすめです。

最後に 運良くいいものと巡り合え いざ購入!しかし問題が… 持てるものならいざ知らず 買いたいものが大きいサイズになった時人の手を借りなければならないものは別として何箇所かにショッピングバックショッピングカート(キャスター付き)や破損を防ぐ養生品を売っているブースがあり利用している人が大勢います。一般の人でもなれた方はカート持参でわれ先です。

▼それではいよいよフェアのスタートです。 まずはエントランスで今日はいい物が買えるかワクワクする瞬間です。運良く本日は晴天で雨は避けられそうです ▼中へ入るとすでに多くの人が入場しています。よく見てください。ほとんどの人が前を見ていません。目がハンターになっています。



▼まずは入り口付近からスタート 無造作にいろいろなものが並べられてワクワクしてきます。いいものがあるかな?


▼通りを中心に碁盤の目のように出店者が並びます。


▼パイン家具の出店者
屋外の出店者はこうやってトラックから運び出し 通りへ向け商品を並べます。ロイズでもパイン家具は人気がありいいものがないか物色して行きます。


▼ありました。ありました。本日の掘り出し物 その1デザイン 仕様 コンディション サイズ どれを取っても申し分ないパイン材のブックケースです。(簡単に見つかったように見えますがこんないいものはまず出ません)迷っている暇はなくすぐに購入を決定。さいさきの良いスタートです。


▼このブースはフランスから来た出店者 古いアンティークのチェアもきれいに張替えしてあり目を引きます。


▼アンティーク以外にも流木や古木 古い建築物のパーツを利用した家具などを製作し販売するディーラーもいます。


▼こちらは大きなテントのエリア 多くのバイヤーは買付したらすぐにトラックに積み込みして行きます。


▼こんなドアの把手もイギリスのアンティークならでは


▼こちらはオーナーの趣味のファブリックやランプシェードに加工したものを売っています。やはり女性客は目を奪われるようです。


▼日本ではこういうシェードはまずありません。柄もすてきです。


▼こちらは古い本を扱うお店


▼こちらがおすすめのカート とても便利です。歩くほどのスピードしか出ませんが座って見てまわれるなんてらくちんです。


▼こちらはガーデンアイテムを扱う業者 大型トラックで出店 荷台を開けたら即展示です。


▼小物を扱うディーラーはビルの中で展示しています。


▼ガラス製のアンティークもこれだけ並ぶと目を引きます。


▼おなかが空いたら残念ながら場所が場所ゆえレストランはありません。で登場となるのは移動式のバーガー屋さんやコーヒーショップです。場内のあちこちにありほっと一息つける場所です。しかし残念なことに一般の方とは違い 座ってゆっくり時間をかけての食事はできません


▼買ったものがたまってくるとカートが活躍 結構積めます。


▼本日の掘り出し物 その2
今回買付した商品が入荷するのは6月ごろになります。こんな涼しげなテーブルは季節的にもぴったり。迷わず購入です。


▼買付も終盤に差し掛かり買付した商品をトラックに積み込んでいきます。 いいものがたくさん買えればその分多数トラックに積み込まなければならず買い物とちがって楽しかっただけでは終わらず次の仕事が待っています。


▼手配していたトラックが満載になりました。満載になった時点で買付も終了です。 この後 現地の工場にてレストアを行った後 貨物コンテナにて日本へ送ります。 ヨーロッパ最大の規模を誇るニューアークのアンティークフェア イギリスのアンティークに興味がある人 実際にふれて見たい方はぜひ一度行かれることをおすすめします。帰りは両手いっぱいの買い物袋を提げていることになるかも!


ロイズアンティークのサイトはこちら










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