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第2回  タイムテーブル・サービス
October 2009
世界で初めて鉄道を実用化したイギリスには、様々な鉄道遺産が保存され、今でも多くの人々に愛されています。
その魅力をご紹介します。
今月から、数ある中から選りすぐりのイギリス鉄道遺産をご紹介していきたいと思います。
今回は、代表的なタイムテーブル・サービスをピックアップしましょう。

イギリスの鉄道 ブルーベル鉄道
イギリス鉄道遺産の先駆けとなったのがブルーベル鉄道です。その誕生は1960年。廃線を危惧する鉄道ファンたちの熱い思いがかない、捨てられそうになっていたSLたちに活躍の場を与えてくれました。ブルーベル鉄道を契機に、イギリス中に鉄道遺産が設立されていくのです。 ブルーベル鉄道へは、ロンドンから鉄道でイースト・グリンステッド駅に行き、駅前から出ているシャトルバスに乗ります。15分ほどでバスはキングスコート駅に到着しますので、ここからブルーベル鉄道の旅がはじまります。

キングスコート駅から終点のシェフィールド・パーク駅まで、たったの3つしか駅がないブルーベル鉄道ですが、やはりここは鉄道遺産第一号、どの駅も華やかさにあふれています。特にシェフィールド・パーク駅は、ホームの奥にある引込み線にもまだまだSLや客車が待機しており、その隣にあるワークショップにも修理や整備を待つ機関車たちがズラリならんでいます。ホームには大きなおみやげ売り場もあって、鉄道関係の書籍や鉄道模型などが購入できます。


イギリスの鉄道 セバーン・バレー鉄道
イギリス中部バーミンガム近郊にある鉄道遺産です。キダーミンスター駅からブリッジノース駅の間、約26kmの路線があり、片道約1時間ののんびりとした旅が楽しめます。キダーミンスター駅は鉄道本線の駅に隣接しているので、とても便利です。
セバーン・バレー鉄道はとても大規模な鉄道遺産で、機関車はSLとディーゼルを合わせて50両以上、客車等が70両以上も在籍しています。これらの車両が、1年を通じて代わるがわる登場するのですから、ファンはたまりません。
イベントも多彩です。特に前回ご紹介した「戦争イベント」は本格的。セバーン・バレー鉄道では「1940年代の週末」という名前で呼んでいますが、軍服を身につけてモデルガンを抱えた人、ナース帽をかぶって従軍看護婦に扮した人など、この日ばかりは大人が全力でコスプレを楽しみます。

イギリスの鉄道 ★スケジュールの調べ方
鉄道遺産は、みなさんが普段乗っている営業鉄道と違って、毎日運行しているとは限りません。スケジュールを調べてから乗りに行かないと、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。
スケジュールは鉄道遺産によって異なりますが、季節のよい夏休みとその前後は毎日運行され、それ以外は週末のみ、というところが多いようです。冬はほとんど運行しない鉄道遺産もありますが、その一方、クリスマスには「サンタ列車」というイベントで毎日走るところもあります
運行される日であっても、乗客が多い夏休みなどは本数も増え、それ以外は1日2~3本ということも。いずれにしろ、最大で1日5~6本しか走らないのが鉄道遺産ですから、各鉄道遺産のホームページでスケジュールと時刻をあらかじめ確認しておきましょうね。



プロフィール 秋山岳志
AKIYAMA Takeshi
編集オフィス「南風(Nampoo)」を主宰する旅行ライター。特にイギリスの運河、鉄道遺産を中心に取材している。主な著書に、『英国運河の旅』、『イギリス式極楽水上生活』、『英国「乗物遺産」探訪』など。


参考サイト
ブルーベル鉄道 http://www.bluebell-railway.co.uk/
セバーン・バレー鉄道 http://www.svr.co.uk/









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