2010年1月12日
こんばんは。
非常に遅くなりましたが、改めまして新年明けましておめでとう御座います。
2010年が皆さんにとって素晴らしい一年であります様に、こちらイギリスから新年の挨拶をさせて頂きます。今年も宜しくお願いします。
さて、2010年の始め、皆さんはどの様に過ごされましたか?このブログを読まれている方の中には、こちらイギリスにて年末年始を過ごされた方がいらっしゃるかと思います。2010年の元日からこちらイギリスでは、日常の生活に大きな変化がありました。題名にもなっておりますが、VATの税率が、15%から17.5%に変更になりました。年末年始にかけてイギリス国内で買い物をされた方で、商品の値段が変わってびっくりされた方がいらっしゃるかと思います。
このVAT(Value Add Tax: 付加価値税)、日本で生活をされていると、消費税と似ていると思われる方もいらっしゃるかと思いますが、似て非なるものなので、年明け最初のトピックは、付加価値税について書かせて頂きます。と言っても、このVATに関して説明をすると、大学の一科目に相当する内容なので、皆さんがイギリスを訪れた際に感じる違いにターゲットを絞ってみようと思います。
今回を含め2回に渡り、前半はVATとは何か?について、後半はVATを身近に感じてもらえる例を紹介したいと思います。新年早々から非常に固い話題ではありますが、内容が理解できると新しい発見があると思いますので、できる限り難しくならない様にしつつ、話を進めて行こうと思います。
まず最初は、なぜVATの税率が一時的に変わっていたのでしょうか?
これは、2008年に突然襲った世界同時不況により、こちらイギリスでも深刻な経済不安に直面したため、当時の政府が、一時的に税率を下げる事によって、経済の立て直しと、国民が物を購入するきっかけを作る事を目的として、2008年12月1日から2009年の12月31日までの期間限定で減税を行いました。(クリスマス商戦に合わせる事で、お店の売上げの底上げを狙って、12月から始めたとも言われています。)詳しくは、BBCの記事に書かれていますので、リンクを下に記します。
news.bbc.co.uk/1/hi/7745340.stm (英文)
ではなぜ15%になったのでしょうか?
これは、イギリスがEUに加盟している事に関係します。EUの法律では、EUの加盟国のVATについて、15%を下回ってはいけない(上限は25%)と決められている事と関係します。つまり、イギリス国内でVATを13%にしたい!と思っても、EUの法律で、15%までしか下げる事ができないのです。なので、去年のVATの引き下げは15%になったのです。詳しくはEUの公式サイトに書かれていますが、非常に複雑なので、Wikipediaをリンクにて紹介します。
EU VAT: en.wikipedia.org/wiki/European_Union_Value_Added_Tax
ちなみに、このVATは17.5%だけではなく、5%や0%と大きく分けて3段階に分けられています。ここで気をつけなければならないのは、0%は非課税ではないのです。0%の税率がかけられているので、実質税金がかかっていないのです。どの製品に対して、何%の税金がかかっているのかは、政府の公式サイトに乗っています。
direct.gov.uk/en/MoneyTaxAndBenefits/Taxes/BeginnersGuideToTax/DG_4015895(英文)
今回はここまでです。次回は、実際にどんな製品が何%VATがかかっているのか、どの様にして政府はVATを管理しているのかをお伝えします。
最後に、クイズをひとつ。
イギリスでは、Jaffa Cakesと言う食品(お菓子?)がありますが、このJaffa Cakesは、VATがかかっているでしょうか?それとも0%で実際には税金が0でしょうか?
Jaffa Cake: www.jaffacakes.co.uk/
皆さんはどちらだと思いますか?ちょっと調べてみて下さい。
答えは、次回発表します。お楽しみに!












