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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

TARO プロフィール


ロンドンでの生活も早くも2年が経過。
英国の様々な事情が分かり、充実した毎日を過ごす。
そんな日々の生活から、新しい発見を中心にレポートします!

稲村 太郎
世界中からいろいろな人が集まるロンドンに夢見て、渡英を決意。
ロンドンのアートスクールで、アートマネジメントを専攻し、
現在、英国のカルチャー誌のアートエディターを担当。

英国で注目の若手メンズブランド、ALBAMがスピタルフィールド・マーケットに2号店をオープンした。

 

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2006年にジェームス・ショウとアラステア・レイによりノッティングハムで設立されたALBAMは、7つのデザインのプロダクトを掲載したカタログ販売からスタート。

 

2007年にロンドンのソーホーに1号店をオープンして以来、Esquire、GQ、Monocleなどの英国で定評のあるカルチャー誌にて広く紹介され、20代後半から30代前半を中心に幅広い層から支持を受けている。

 

「Modern Crafted Clothing: 現代の職人による服」をコンセプトに、現在では失われつつある英国のものづくりの美意識を追求している。

 

デザインの豊富さはないが、一つ一つ丁寧につくられた服は、昔ながらの英国人の質実剛健の魂を感じる落ち着いた雰囲気に仕上げられている。

 

枯れ葉が散り、もうすぐクリスマスのロンドンは寒さも厳しくなってきたので、ALBAMでジャケットを購入した。

 

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ALBAM (www.albamclothing.com)

SOHO店

23 Beak Street, London

OLD SPITALFIELD MARKET店

111a Commercial Street, London




テート・モダンのタービン・ホールにて巨大なアート作品を発表しているユニリーバ・シリーズが公開中だ。このユニリーバ・シリーズは、今年で10回目を迎え、ポーランドのアーティスト、ミロスワフ・バウカ(Miroslaw Balka)が起用された。

 

過去の歴史の中で、その時代を体験した人々の個々の記憶を呼び覚ますような作品を作り続けているミロスワフ・バウカは、このユニリーバ・シリーズで、第二次世界大戦中にドイツ軍がユダヤ人を収容所したガス室を思わせる巨大なブラックボックスを制作した。

 

 

約500人以上の人収容出来る鉄製のコンテナの中は、全くの闇の世界で、この中に入ると視界が奪われ、一歩一歩と足を踏む入れる度に不安や恐怖を感じる。過去の歴史の中で、監獄の闇の中に葬れた人々は同じような恐怖を感じたのかもしれない。

 

ミロスワフ・バウカは、歴史の本の中では語り尽くされることのないことを体験として伝えている。

 

ユニリーバ・シリーズ「How it is」は、2010年4月10日まで開催。

 

テート・モダンのホームページではミロスワフ・バウカのコンセプトを体験出来る。

 

Tate Modern

http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/unilevermiroslawbalka/explore/

 




 

開港150周年を記念する事業の一環としてヨコハマ国際映像祭2009が開催中だ。

 

「映像文化都市・横浜」の新たな取り組みとして始まったフェスティバルでは、これからの社会の中での映像表現の可能性や在り方を考える場として、現代美術、メディアアート、アニメーション、映画、写真など様々な領域で新しい映像表現を追求する作家が国内外から約80組以上参加。

 

英国からは、スティーヴン・ピピン、ディエン・ホプキンス、グラフィティ・リサーチ・ラボの作品が展示され、また、今年のヴェネツィア・ビエンナーレの英国館で出展しているスティーヴ・マックィーンの作品が上映されている。

 

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ALFRED JAAR / THE SOUND OF SILENCE, 2006

 

一見、国際映像祭という響きにハイカルチャーを想起させるフェスティバルだが、非常に我々の生活の身近な問題に焦点を当てている。

 

ヨコハマ国際映像祭2009の総合ディレクターの住友文彦氏は、「芸術表現だけなく、世の中の人々が生活の中で映像を駆使していくことで、豊かな文化を築いていくことが出来るだろう」と示唆している。

 

テレビ、映画などの映像を受動的に見ていた時代から、カメラを手にしてインターネット、携帯電話を通じて個々が映像を積極的に発信し、それを共有する時代に変わりつつある。

 

今後、情報メディアとしてだけなく、コミュニケーションのツールとして活用されていく次世代の映像文化と向き合う良いチャンスかもしれない。

 

ヨコハマ国際映像祭2009は、横浜市内のBankArt Studio NYK、新港ピア、東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎などで、2009年11月29日(日)まで開催。

 

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Christian Marclay / Video Quartet, 2002 (c) Christian Marclay / the Paula Cooper Gallery Photo: Ben Blackwell

 

ヨコハマ国際映像祭2009

2009年10月31日(土)ー11月29日(日)

http://ifamy.jp




英国で最も影響力のあると言われているアーティストの一人、ダミアン・ハーストの新作、ブルー・ペインティングシリーズが、ロンドンのウォレスコレクションで公開されている。

 

フランシス・ベーコンから影響を受けたというブルー・ペインティングシリーズでは、暗闇の中に「死」を象徴する頭蓋骨を中心にタバコ、灰皿、ライターなどが描かれている作品や、頭蓋骨とサメの歯、樹海と人の影、白いバラと無数の蝶などが描かれている作品、合計25点が発表されている。

 

これらの作品は2006年から2008年までに制作されたものであるが、近年、世間を驚かせたダイアモンドで埋め尽くされた頭蓋骨の立体作品、本物の蝶を無数に貼り付けた平面作品、ホルマリン漬けのサメの立体作品など、過去の作品の中でも繰り返し取り上げられた題材を見ることが出来る。

 

しかし、英国の批評家の評価はとても厳しく、特に技術面で「素人の描いた絵画」と酷評されている。

 

これは個人的な意見だが、日本の美術大学と違い英国の美術大学では入学試験でデッサンなどの技術を重視をしているところが少なく、また、入学後も技術の指導を積極的に実施するところが少ないため、一流の現代美術のアーティストでも必ずしも精巧に絵を描けるわけではなく、より表現の内容が重視されている。

 

それでも、超一流のアーティストには批評家のように重箱の隅をつつくような意見が浴びされてしまうのかもしれない。

 

ダミアン・ハーストのインタビュー

 

No Love Lost, Blue Paintings by Damien Hirst

2009年10月14日−2010年1月24日

 

ウォレスコレクション (Wallace Collection)

Hertford House, Manchester Square

London

 







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