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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

TARO プロフィール


ロンドンでの生活も早くも2年が経過。
英国の様々な事情が分かり、充実した毎日を過ごす。
そんな日々の生活から、新しい発見を中心にレポートします!

稲村 太郎
世界中からいろいろな人が集まるロンドンに夢見て、渡英を決意。
ロンドンのアートスクールで、アートマネジメントを専攻し、
現在、英国のカルチャー誌のアートエディターを担当。

英国で最大のデザインフェスティバル、デザインウィーク(Design Week)が開催された。

 

デザインウィークは、プロダクトデザインを中心としてグラフィックデザイン、テキスタイルデザイン、インテリアデザイン、店舗デザイン、デジタルデザインなど、世界中から多岐に渡るデザインが集結するフェスティバルだ。

 

フェスティバル期間中、ロンドン市内のいたるところでデザインイベントが行われているので、どれに参加するか迷うところであるが、100%デザイン、デザイナーズ・ブロック、テント・ロンドンなどが代表的なイベントなので、これらを中心にして計画を立てると良いだろう。

 

今年の注目のイベントは、英国のプロダクトデザインの先駆的存在のトム・ディクソン(Tom Dixon)がコンセプトを手掛けたショウケース。

 

映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になったポートベロー・マーケットの近くにあるグランドユニオン運河に建設されたポートベロー・ドックで行われた。

 

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このイベントでは、トム・ディクソンのプロデュースする家具を中心にファッション、アート、建築に関連する約50組のプロダクションが参加しており、英国を代表するアーティスト、ジュリアン・オピーによるアートワークもあった。

 

DF5

 

池の上に浮かべるフローティング・オブジェがとてもユニークだ。

 

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今週末はとても天気が良かったので、グランド・ユニオン運河を散策。

 

DF4

 

 

The Dock (Portbello Dock)

http://www.portobellodock.com/thedock/pages/home.html















1996年に始まった英国最大のデジタル映像のフェスティバル「ワン・ドット・ゼロ(onedotzero)」がブリティッシュ・フィルム・インスティテュート(通称BFI)で開催。

 

世界中からトップ・クリエーターが集まり、シアター形式の上映プログラム、やDJとのセッションイベント、インスタレーションなど、様々なアプローチで最新の映像作品を紹介。イベントのビジュアル・アイデンティティはワイデン+ケネディ(Wieden + Kennedy)が担当している。

 

 onedotzero_01

Wieden + Kennedyのビジュアル・アイデンティティ

 

上映プログラムでは、デジタル時代と逆行するようだが、手作りの工作を駆使してつくられた映像作品集「クラフトワーク(Craftwork)」が、とてもユニークで新鮮に感じた。

 

また、映像と音楽のコラボレーションによるライブにはたくさんの人々が参加した。

 onedotzero_02

 

onedotzero

http://www.onedotzero.com/

 




ロンドンはすっかり秋の陽気となり、すごしやすい日々が続いており、これから世界中から注目されるイベントが開催される予定だ。

 

サウスバンク・センターでは、ペスティバル(Pestival)という「アート」と「虫(Pest)」をテーマにした一風変わったフェスティバルが開催されていた。

 

日常生活では虫にはあまり良いイメージを持っていないのだが、世界の都市の蜂の数が激減しており、このまま、蜂の数が減っていくと、いつかは、人類の滅亡につながると聞いたことがある。

 

サウスバンク・センターでは、シロアリの巣からアイデアを得た巨大なインスタレーションなどのアート作品の他、都市と虫をテーマにしたレクチャーやワークショップが開催されていた。

 

Pestfestival01

 

横浜のインターコンチネンタルホテルに全長50mの巨大なバッタを出現させたアーティストの椿昇氏も日本から参加し パフォーマンスを披露していた。

 

アートと虫の接点?と思っていたが、日本でも六本木ヒルズの広場に巨大なクモの彫刻作品(ルイーズ・ブルジョア氏)が設置されているなど、アートと虫には深い関係があるのかもしれない。

 

Pestfestival02

 

また、今週はイギリスで最も最先端の映像作品を集めたイベント「ワン・ドット・ゼロ(onedotzero)」が開催されており、これから深夜のイベントに参加予定。

 

その他、これから開催される注目のフェスティバルをピックアップしてみた。

 

ロンドン・デザイン・フェスティバル(London Design Festival)、

2009919日(土)-27日(日)

新進気鋭のデザイナーから巨匠のデザインまで、最新のプロダクトデザインが集結するフェスティバル。

http://www.londondesignfestival.com/

 

フリーズ・アートフェア(Freize Art Fair

20091015日(木)-18日(日)

世界中から約150のギャラリーが集まる英国最大のアートフェア

http://www.friezeartfair.com/




ロンドン南東部のデットフォードの若手ギャラリストの運営するベアスペース(Bearspace)のオープニングレセプションに参加。

 

Bearspace01

 

デットフォードはテムズ川の南部のグリニッチの隣に位置する街で、ロンドンの中でアートの名門大学の一つゴールドスミス・カレッジ(Goldsmith College)があるため、若いアーティストやデザイナー、ミュージシャンが多く住む地区として知られている。

 

近年、ダンスの教育機関ラバン(LABAN)の新しい施設やアーティストのスタジオのコックピット・アーツなどがオープンし、ロンドン東部のショーディッチ(Shoreditch)に次いで新しい芸術活動が盛んな地区だ。

 

ベアスペースは新進気鋭のコンテンポラリー・ア−ティストを中心に取り扱いギャラリーで、2004年にオープンした。

 

現在、開催されている展覧会、「The Kiss of A Lifetime」はアーティスト、マイク・シャベ・ダウソン(Mike Chavez-Dawson)がキュレーターとして100人のアーティストからキスをテーマにした作品を集めて展示している。
 

 Bearspace02

オープニングレセプションにはたくさんのアートファンが駆けつけた。

 

Bearspace

http://www.bearspace.co.uk/




ロンドンはいよいよ秋の気配が漂い始め、近くの池で釣りをして遊んでいた子どもたちも少なくなり、夏休みが終わりに近づいているのを感じる。

 

そう言えば、 夏休みに向けて特別企画された数々の展覧会もそろそろ終わってしまうなあと思い、カムデンタウンのラウンドハウスで話題になっていたトーキング・ヘッズ(Talking Heads)のディヴィド・バーンズ(David Barnes)の展覧会「建物を演奏する(Playing The Building)」へ足を運んだ。

 

カムデンタウンにはたくさんの音楽好きが集まり、週末のカムデンマーケッットは非常に賑わっている。また、ライブハウスもたくさんあり、その中の一つとして有名なホールがラウンドハウスで、過去にはオアシスやブラーなどのコンサートが開催されている。

 

ラウンドハウスはその名の通り巨大な円形のホールで、19世紀半ばに蒸気機関の修理工場として建設されたという。しかし、20世紀になると蒸気機関の修理の需要もなくなり、しばらくは倉庫に使われていたらしいが、60年代に文化施設としてオープンした。

 

 

roundhouse01

しかし、また、この文化施設も資金難のために1983年にクローズする。英国ではマーガレット・サッチャー政権(1979年〜)の「小さな政府」の理念のもと、政府による文化事業への支援は大幅にカットされ、1980年代に芸術団体・文化施設は資金の工面に苦労したようだ。そして、しばらくそのままにされたが、地元の事業家が資金を出して2006年にリニューアルオープンした。

 

さて、ディヴィッド・バーンズの展覧会は2005年にスットックホルム、2008年にニューヨークで発表されたシリーズで、建物の構造の特徴を生かして建物そのものを巨大な楽器に変換するというコンセプトがある。これは、ストックホルムで作品を発表する誘いがあり、その会場に訪れたときに、その建物がいわゆるホワイトキューブの美術館やギャラリーとは異なり、鉄柱らパイプなどのインフラが露出されており、この特徴を生かして何か出来ないかと考えたらしい。

 

 

roundhouse02

ラウンドハウスでは、建物の梁、鉄柱、パイプなどに風や振動を送る機械を設置し、建物の中心部にそれをコントロールすることが出来るピアノが置かれ、観客は自由に演奏することができる。

 

roundhouse03

 

ROUND HOUSE

http://www.roundhouse.org.uk/
 







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