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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

TARO プロフィール


ロンドンでの生活も早くも2年が経過。
英国の様々な事情が分かり、充実した毎日を過ごす。
そんな日々の生活から、新しい発見を中心にレポートします!

稲村 太郎
世界中からいろいろな人が集まるロンドンに夢見て、渡英を決意。
ロンドンのアートスクールで、アートマネジメントを専攻し、
現在、英国のカルチャー誌のアートエディターを担当。

先日のブログで、少し書いたのですが、ロンドンでは、2012年のオリンピックに向けて着々と準備が進められています。その中でも、文化イベントは、2012年のロンドンオリンピックの特徴の一つで、スポーツだけではなく、ロンドンを取り巻く人々、言語、そして、文化を発信することがスローガンに位置づけられています。これは、イギリスの政府が政策の一つとして文化推進に大きく貢献していることが分かります。ヨーロッパの国々は、文化や歴史に貢献することが生活の一部だというイメージがあるので、政府が文化政策を推進することが当たり前のように思えるのですが、イギリスでは、それだけではなく、経済的な裏付けを持って文化を推進しようとしていることがとても興味深いです。そして、2012年のオリンピックに参加する準備を契機に、旧国家文化遺産省(Department of National Heritage)が、1997年以降、現文化・メディア・スポーツ省(Department for Culture, Media and Sport)に変更され、文化、メディア、スポーツがイギリス国家の経済にどれだけ貢献するのかを統計化して戦略化しています。そのため、オリンピックは、スポーツだけではなく、文化としてアピールすることがとても重要視されているようです。

さて、さて、そして、先週は、カルチャー・オリンピアッド(Culture Olympiad)がキックオフするために、数多くのイベントや展覧会が開催。Tate Britain, Tate Modern, Imperial War Museum, the Victoria & Albert Museum など、著名なミュージアムで、スペシャルワークショプが行われました。その中でも、テムズ川をテーマに、サイトスペシフィック(特定の場所に帰属する)なアート作品を体験することが出来る、「Drift 08」がとてもお薦めです。旧ブラックフェア・レールウェイ・ブリッジ(Brackfriars Railway Bridge)の跡に、ゴースト・ブリッジ(Ghost Bridge)と名付けられた光のインスタレーションが展開されています。「Drift 08」は10月19日まで、開催しています。

Illuminate Production / Drift 08
http://www.illuminateproductions.co.uk/

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「Ghost Bridge」(Blackfriars Railway Bridge)




夏も終盤を迎え、秋の風が吹き始めたところで、ロンドンの街は秋の服を買う人々で賑わっています。そんな街に活気のある中、ロンドン・ファッション・ウィーク(London Fashion Week)、ロンドン・デザイン・フェスティバル(London Design Festival)などなどイベントが多数開催されています。

そして、先週末は、ロンドン・デザイン・フェスティバルに参加してきました。
このフェスティバルは、主に、「100% Design」(インテリアデザインのトレード・ショウ)「Tent London」(アート、建築、デザインの展覧会)「Designersblock」(新進気鋭の若手アーティストが集まるイベント)から構成されています。「100% Design」は、毎年、東京でも10月下旬から11月上旬にかけて開催されているので、馴染みのある方もいるのではないでしょうか?「100% Design」では、会場デザインをブリッティッシュ・デザインを牽引するトム・ディクソンが担当するなど、とても注目されています。
そして、「Desinersblock」は、若手デザイナーたちが世界中から集まり、とても積極的に自分たちの作品をお客さんにアピールし、これからの道を模索しているようでした。

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(ロンドン・デザイナーズ・ブロック カフェ)
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(デザイナーズ・ブロックで見つけたお気に入りの一品。スープ皿に、いろいろなプリントがされていて、スープを飲む度に、その絵柄が少しづつ見えてくるように工夫されたデザイン)

来月は、イギリスで最大級の現代アートを販売するアートフェア、フリーズ・アート・フェア (Frieze Art Fair)が開催されるので、その模様を報告します。




2008年9月16日

北京オリンピックが終了し約1ヶ月が経ち、ロンドンでは、4年後の2012年オリンピックに向けて本格的な活動がスタート。テレビ、ラジオ、新聞などの報道では、ほぼ毎日、オリンピックに関する話題が報道されています。

この活気ある状況を象徴するかのように、オリンピックに向けた再開発工事がロンドン市内で盛んに行われています。それは、道路の区画整理に始まり、地下鉄の駅の改装工事や新しい地下鉄や駅の建設、そして、その周辺地域の再開発まで、あらゆる種類の建築作業が行われて、ときには、その影響での道路の渋滞などに頭を悩まされます。

そして、先日、観光でロンドンに訪れた友人とテートモダンなどが隣接するテムズ川を散歩していていたところ、これらの再開発事業が観光の景観に非常に影響していることに気がつきました。観光スポットを背景に友人と写真を撮影しようとファインダーを覗くと、そこには無数のクレーンがいたるところに空高くそびえ立っていたのです。これは、まさにロンドンの活気のある状況を非常によく表しているのではと感じました。

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(セントポール大聖堂とその周辺)

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(ロンドンブリッジ周辺)




友人に誘われて、Regent’s Parkで行われている「Open Air Theater」に参加しました。Regent’s Parkは、Hyde Parkと並ぶ、ロンドンにあるとても大きな公園の一つで、天気の良い週末などは、散歩やピクニックを楽しむ人たちでとても賑わいます。

この大きな公園の中で、毎年夏になると、「Open Air Theater Regent’s Park」と題した15週間のプログラムが開催されます。このプログラムの歴史はとても古く、1932年から実施されており、ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)でお馴染みの劇作家ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)の公演を行ったことでとても有名になったそうです。また、その内容はとても幅広く、本格的なシェイクスピアの劇を中心にコメディ、そして、コンサートまでいろいろなプログラムが用意され、子供から大人まで楽しむことが出来ます。シアターは、約1,000人ぐらいの観客が見ることが出来る小さなものなのですが、森に囲まれとても雰囲気の良いところです。

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(シアターの入り口:ビール、ホットドック、本格的なスイーツなどが売っており、開演前にのんびりと過ごすことが出来ます。)

本日の公演は、スウェーデン生まれのホセ・ゴンザレス(Jose Gonzalez)のコンサート。彼は、アコースティックギターを片手に歌う、とてもシンプルなスタイルのアーティストで、シルヴィオ・ロドリゲスやビートルズに大きく影響されたそうです。シンプルながら独特な世界観のあるサウンドに魅了されます。
彼の音楽は、このOpen Theaterの雰囲気にとてもピッタリで、 風で揺れる森の音が、さらに彼の音楽を引き立てます。時たま降る雨にも負けず、皆、傘を片手に彼の音楽に酔いしれ、チル・アウト(Chill Out: リラックス)な週末を満喫しました。

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(中心でギターを持ち歌っているのが、ホセ・ゴンザレス)

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(ロンドンの観客は、傘やレインコートなど野外コンサート対策に準備万端)




前述した通り、ニューキャッスル・ゲートヘッド は、The North of Angelという巨大な野外彫刻を設立後、文化をキーワードに次々のプロジェクトを行っていきます。

まずは、2001年、ニューキャッスルとゲートヘッッドの境界線であるタイン川に「ゲートヘッド・ミレニアム・ブリッジ(Gateheads Millenium Bridge)」を建設。ニューキャッスルとゲートヘッドとの文化の架け橋として、重要な意味を持っているようです。アーチ状にデザインされた可動式の橋は、とても美しく洗練されており、巨大なインスタレーションのような印象を受けます。また、大型船を通過させるため、一日の中で決められた時間にはすべての橋の通行を一時的に停止し、橋を電気の力で回転させます。この巨大な橋が回転する姿に多くの観光客が魅了されています。

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(Gateheads Millenium Bridge)

そして、2002年、現代アートギャラリー、「バルティック(Baltic)」をオープン。このギャラリーでは、現在最も注目されているアーティストの展覧会をいち早く企画しており、国内外から多くの人々を集客。ニューキャッスル・ゲートヘッドを文化の発信拠点として位置づける重要な役割を果たしています。また、今年は、北京オリンピックの影響もあり、アジアに焦点を当てた展覧会を中心に紹介しており、現在は、奈良美智氏、森万里子氏の個展を開催しています。

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(Baltic)

それから、2004年、 本格的なコンサート、パフォーマンスが開催されるホール、また、国際会議場として機能する「ザ・セージ・ゲートヘッド(The Sage Gateshead)」を開設します。大英博物館(British Museum)に新設された天井やロンドン・シティ・ホール(London City Hall)をデザインしたことで有名なイギリスの建築家、ノーマン・フォスター(Norman Foster)がデザインを担当。オルガニックにデザインされた建物の外観はステンレスとガラスを組み合わせ設計されています。

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(The Sage Gateshead)

このように、ニューキャッスル・ゲートヘッドでは文化で再生する都市づくりを実践していきます。そして、この政策は、対外的に多くの観光客を獲得するだけではなく、次第に周辺地域の住民にも大きく影響を与え、住民は文化のある都市に暮らしていることに誇りを持ち始めているようです。

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ニューキャッスル・ゲートヘッドの最新情報
http://www.newcastlegateshead.com/







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