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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

TARO プロフィール


ロンドンでの生活も早くも2年が経過。
英国の様々な事情が分かり、充実した毎日を過ごす。
そんな日々の生活から、新しい発見を中心にレポートします!

稲村 太郎
世界中からいろいろな人が集まるロンドンに夢見て、渡英を決意。
ロンドンのアートスクールで、アートマネジメントを専攻し、
現在、英国のカルチャー誌のアートエディターを担当。

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ロンドンはいよいよ秋の気配が漂い始め、近くの池で釣りをして遊んでいた子どもたちも少なくなり、夏休みが終わりに近づいているのを感じる。

 

そう言えば、 夏休みに向けて特別企画された数々の展覧会もそろそろ終わってしまうなあと思い、カムデンタウンのラウンドハウスで話題になっていたトーキング・ヘッズ(Talking Heads)のディヴィド・バーンズ(David Barnes)の展覧会「建物を演奏する(Playing The Building)」へ足を運んだ。

 

カムデンタウンにはたくさんの音楽好きが集まり、週末のカムデンマーケッットは非常に賑わっている。また、ライブハウスもたくさんあり、その中の一つとして有名なホールがラウンドハウスで、過去にはオアシスやブラーなどのコンサートが開催されている。

 

ラウンドハウスはその名の通り巨大な円形のホールで、19世紀半ばに蒸気機関の修理工場として建設されたという。しかし、20世紀になると蒸気機関の修理の需要もなくなり、しばらくは倉庫に使われていたらしいが、60年代に文化施設としてオープンした。

 

 

roundhouse01

しかし、また、この文化施設も資金難のために1983年にクローズする。英国ではマーガレット・サッチャー政権(1979年〜)の「小さな政府」の理念のもと、政府による文化事業への支援は大幅にカットされ、1980年代に芸術団体・文化施設は資金の工面に苦労したようだ。そして、しばらくそのままにされたが、地元の事業家が資金を出して2006年にリニューアルオープンした。

 

さて、ディヴィッド・バーンズの展覧会は2005年にスットックホルム、2008年にニューヨークで発表されたシリーズで、建物の構造の特徴を生かして建物そのものを巨大な楽器に変換するというコンセプトがある。これは、ストックホルムで作品を発表する誘いがあり、その会場に訪れたときに、その建物がいわゆるホワイトキューブの美術館やギャラリーとは異なり、鉄柱らパイプなどのインフラが露出されており、この特徴を生かして何か出来ないかと考えたらしい。

 

 

roundhouse02

ラウンドハウスでは、建物の梁、鉄柱、パイプなどに風や振動を送る機械を設置し、建物の中心部にそれをコントロールすることが出来るピアノが置かれ、観客は自由に演奏することができる。

 

roundhouse03

 

ROUND HOUSE

http://www.roundhouse.org.uk/
 







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