2008年9月30日
先日のブログで、少し書いたのですが、ロンドンでは、2012年のオリンピックに向けて着々と準備が進められています。その中でも、文化イベントは、2012年のロンドンオリンピックの特徴の一つで、スポーツだけではなく、ロンドンを取り巻く人々、言語、そして、文化を発信することがスローガンに位置づけられています。これは、イギリスの政府が政策の一つとして文化推進に大きく貢献していることが分かります。ヨーロッパの国々は、文化や歴史に貢献することが生活の一部だというイメージがあるので、政府が文化政策を推進することが当たり前のように思えるのですが、イギリスでは、それだけではなく、経済的な裏付けを持って文化を推進しようとしていることがとても興味深いです。そして、2012年のオリンピックに参加する準備を契機に、旧国家文化遺産省(Department of National Heritage)が、1997年以降、現文化・メディア・スポーツ省(Department for Culture, Media and Sport)に変更され、文化、メディア、スポーツがイギリス国家の経済にどれだけ貢献するのかを統計化して戦略化しています。そのため、オリンピックは、スポーツだけではなく、文化としてアピールすることがとても重要視されているようです。
さて、さて、そして、先週は、カルチャー・オリンピアッド(Culture Olympiad)がキックオフするために、数多くのイベントや展覧会が開催。Tate Britain, Tate Modern, Imperial War Museum, the Victoria & Albert Museum など、著名なミュージアムで、スペシャルワークショプが行われました。その中でも、テムズ川をテーマに、サイトスペシフィック(特定の場所に帰属する)なアート作品を体験することが出来る、「Drift 08」がとてもお薦めです。旧ブラックフェア・レールウェイ・ブリッジ(Brackfriars Railway Bridge)の跡に、ゴースト・ブリッジ(Ghost Bridge)と名付けられた光のインスタレーションが展開されています。「Drift 08」は10月19日まで、開催しています。
Illuminate Production / Drift 08
http://www.illuminateproductions.co.uk/

「Ghost Bridge」(Blackfriars Railway Bridge)












