イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

平川さやか プロフィール
夫と息子と白黒の猫と西ハムステッドに暮らすフリーライター/フォトグラファー。ファッション、インテリア、旅、キッズの分野を中心に、取材、撮影、執筆を手がける。猫とお笑いと旅が好き。

曇天の重たい空が続くロンドンです。とはいえ、季節は春。ファッション雑誌からはすでに「初夏のファッションスナップ」をとご依頼いただいているので、おしゃれピープルの集まる東ロンドンへ出かけてみるのですが、みんな厚手のセーターの上にコートを重ねて、がっつり防寒していました。ほんとうに仕事がはかどらないったら。

そんな東ロンドンで遭遇したユニークなワークショップがこちら。「シュワップ・ラボ」。ショップとスワップの造語でしょうか。もう着なくなった服を一着持ってくれば、誰でも参加できます。

先日新聞で、スーパーマーケットのマークス&スペンサーが、店内に衣料品リサイクルボックスを設置し、チャリティ団体のオックスファムと共同で古い衣料品をリサイクルするよう呼びかける運動を始めたと読んだところでした。イギリスでは、年間10億着の衣料品がゴミとして捨てられているそうで、これをいかに減らすかが、大手衣料品販売店であるM&Sの課題であると考えているのだとか。このワークショップも、実はこの運動の一環。「服に未来を」というスローガンとともに、誰にも着られなくなってしまった服を組み合せて、新しいデザインに生まれ変わらせようというもの。様々なデザイナーが、チューターとして参加していて、目の前であっという間に素敵なドレスを作ってしまうのには、参加者も目を丸くしていました。

この日はカスタマイズワークを得意とするDR NOKIというデザイナーが、Tシャツをいくつにも裂いてロープのようにしたものをトップスに組み合せたり、NHS(国営医療サービス)のロゴの入ったTシャツ(ださい!)を2枚つなぎ合わせて素敵なトップスを作ったりと、破天荒なデザインを見せてくれました。

なかなかエッジが効きすぎていて、着る気にはなれないものも多かったようですが、展示されていたデニムをつぎはぎして作ったイブニング・ドレスは確かに素敵で、見向きもされなくなった洋服に潜む可能性を教えてくれていました。新しい服を買いに出かける前に、裁縫心を燃やしながらクローゼットをもう一度見直してみるのもいいかもしれません。
投稿時刻 07時44分
ファッション
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四月のロンドンは「エイプリルシャワー」と呼ばれる、さらさらとした雨がたくさん降ります。傘をさすほどでもない日もあれば、雷が鳴り響いてどきっとする日も。雨の日のこどものお気に入りといえば、挿絵の美しい絵本たち(長靴を履いて水たまりにとびこむ事を別にすれば)。日本語版が出ているものありますが、イギリスで目にする絵本とそれとでは、紙質や発色の何かが少しだけ違っているような気がします。


テートモダンで開かれている草間弥生展の帰りに、その表紙のかわいさに惹かれて購入した「不思議の国のアリス」は、中まででたっぷり草間弥生氏のカラフルで楽しいアートワークに彩られています。こどもよりわたしが夢中。


同じくこちらもテートモダンのミュージアムショップでみつけたチャーリー・ハーパーのイラストレーションブック。かっちりとグラフィカルに描かれたいきもののイラストは、ポスターのようなデザインから物語性のあるものまで、見ていて飽きることがありません。


こちらはこどものころからの愛読書、パリに住む「マドレーヌちゃん」シリーズの「ロンドン」版です。パリから12人の女の子たちがロンドンへやって来て、町中を歩き回ります。見たことのあるロンドンの名所がたくさん出てくるので、「女子の本」と思っていた息子も最近は興味を示しだしました。


自分がこども時代に好きだったものは、どうしても親になった時に子供部屋に出そろってしまいます。「ムーミン」シリーズもその最たるもの。さびしがりやのクニット」の英語版であるこの本は、ロンドンにある北欧インテリアショップ「スカンディアム」に、以前取材で訪れた際、オーナーにプレゼントしていただいたので大事にしているのですが、読まれてこそ本ですから自由に読ませています。息子としては、ムーミンが全然出て来ない事が不服のようですが。
投稿時刻 21時04分
未分類
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イースターホリデイは、マンチェスターへ行ってきました。北西イングランドに位置するマンチェスターは、人口でこそバーミンガムに次ぐ3位ですが、経済的には、イギリスの第二都市と呼ばれています。

サッカーが好きな方であれば、マンチェスターの二大クラブチーム「マンチェスター・ユナイテッド」と「マンチェスター・シティ」の活躍は言うまでもないこと。そしてイギリスの音楽が好きな方なら、マイケル・ウィンターボトム監督の映画「24アワー・パーティー・ピープル」で描かれたような、80年代の「マンチェスター・ムーヴメント」も、この街を語るひとつのキーワードです。セックス・ピストルズ、ジョイ・ディヴィジョン、ハッピー・マンデーズ、ニュー・オーダーといった、80年代の音楽シーンを代表するアーティストが生まれた場所なのです。

というのは、実は全部夫の受け売り。わたしはといえば、今だにサッカーのルールのひとつも知らない上、「なぜ、グリーンの上でプレーすることが分かっているというのに、あんなに緑に合わないカラーのユニフォームにしたのだろう?」という疑問を、サッカー鑑賞中の夫に問いただして、嫌がられることしばしば。音楽に関してもUKロックにはとことん疎く、マンチェスターに行く前日に、上述の映画を見て予習しました。

「多分、女子受けのする街では無いだろうな」とは思っていましたが、実はマンチェスターには夫のいとこたちと、その家族が住んでいるので、彼らに会うのがとても楽しみでした。

マンチェスターの中心地は、大聖堂や市庁舎など、歴史的建造物と、空襲の焼け跡に建てられた近代的なビルがならぶ、興味深い街並で す。各駅を走る黄色いトラムは街のかわいいアクセント。「ノーザンクウォーター」と呼ばれる場所には、ヴィンテージショップやかわいいカフェが並ぶ通りもあり、サッカー球場と,パブと、クラブしかなかったらどうしようと思っていたわたしも、街歩きを楽しみました。味のある顔のバンビが迎えてくれる「ジャンク ショップ」というヴィンテージのお店には、60sのプリントドレスや、大ぶりのアクセサリー、革のバニティバッグなど、素敵なものが一杯でうれしくなりまし た。


総勢大人8人、こども7人の大家族とも、にぎやかにキャッチアップ。いとこたちは、3世代が助け合って、ご近所同士で暮らしているのですが、それがとても仲良く暖かく見え、大家族が羨ましくなるほどでした。ところで一番びっくりしたのは、13歳と14歳の甥っ子たちが、どこへ行くにもiPadを手放さず、何をしているのかと思えばこんな愉快なフィルムを作っていたこと。立派なデジタル世代のクリエイターです!
The Doom Trailer
投稿時刻 12時11分
未分類
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- ご本人もとても気さくで素敵なAlex Monroe氏
誰と結婚しようとも、結婚指輪はアレックス・モンローにしようと決めていた。
数年前、本当に結婚を決めた時には両親に報告をするより先に、アレックスのアシスタントに電話をしたほどでした。毎日つけていて、すっかり馴染んだその指輪は、見るたび今だに、うれしい気持ちを思い起こさせてくれます。




アレックス・モンローは、イギリス南東部・サフォーク州出身のジュエリーデザイナー。自然や庭園を愛する彼のデザインは、イングリッ シュ・ガーデンに咲く花や、動物たち、フルーツをモチーフにした、なんともかわいらしいものが多く、どのコレクションも本当に心が躍ります。日本でもH.Pフランスを始め、様々なショップで取り扱われています。
そんな彼のはじめてのオンリー・ブティックが、ロンドンブリッジ駅近くのスノウフィールズ通りに、この春オープンしました。ヴィンテージのガラスキャビネットや、鳥の巣箱がディスプレイに使われていて、アレックス・モンローの世界観が、どのお店より忠実に再現されているのが魅力です。ここでしか見られないアーカイヴのコレクションもみどころ。黄色いフランスの「ラポステ(郵便局)」の自転車が止まっていれば、アレックスがお店にいる印。なんだか、女王様がいればロイヤルファミリーの旗が立つ宮殿みたい?おしゃれなバーモンジー地区からも、ほんのすぐそばですよ。

投稿時刻 21時16分
ファッション
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- 去年のイースター・エッグハントにて
この週末から、学校はイースター・ホリデイに入りました。イースターとは、キリストが、金曜日に十字架に掛けられ、3日目に復活したことを祝う復活祭のこと。「春分の日の後の、満月直後の日曜日」とされているため、毎年決まった日付けにならないのが、わたしはどうにも不思議です。
なんにしても、こどもたちにとっては(そして大人にとっても)チョコレートをたくさん食べることのできる、こんなに立派ないいわけはありません。命を象徴する卵の形のものや、子だくさんと言われるウサギの形のものなど、かわいい顔をしたチョコレートがお店にずらり。幼稚園や学校、地域のイベントでは「エッグハント」(卵探し)が行われ、こどもたちはたっぷりゲームを楽しんで、おみやげにチョコレートを貰って帰ってきます。

- スイスのチョコレートメーカー「リンツ」のゴールデン・ラビット

- こちらも「リンツ」のてんとう虫

- スーパーマーケット「ウェイトローズ」のトリュフチョコエッグ

- 「ロココ」の動物チョコ詰め合わせ
グッド・フライデイの朝食には、十字の入った「ホットクロス・バン」を食べる習慣もあるのだとか。シナモンの香るレーズンパンですが、強めの紅茶によく合います。

- 朝ごはんにホット・クロスバン
クリスチャンではないので、一連の事がどうしてもイベントじみてしまうのですが、サマータイムも始まり、日が長く、暖かくなりだしたイギリスの天気と相俟って、なんとなく嬉しい気持ちになる、春休みの始まりです。
投稿時刻 08時41分
未分類
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