2011年2月14日
今回はとってもロンドンらしい催し物をご紹介しましょう。演劇、アート、音楽、そして映画が合体したインタラクティブ・イベント『シークレット・シネマ』です。参加者はどこへ行くのか、何を観るのかも知らされないまま、映画の内容に沿って衣裳を着た俳優たちによる前振りを楽しみつつ、そのテーマに相応しい場所で作品を鑑賞します。
シークレット・シネマの始まりは2007年。ダリッジ・カレッジで上映されたリンゼイ・アンダーソン監督の『if もしも…』がオープニング映画だったそうです。以来、使われていない鉄道のアーチでガス・ヴァン・サント監督の『パラノイド・パーク』を、人気クラブの『ファブリック』でフリッツ・ラング監督の『メトロポリス』を上映するといった具合。シークレット・シネマ創立者のフェビアン・リガルによれば、映画館へ行くことが特別ではなくなり、ホームシネマを楽しむ時代になり、インターネットで映画をダウンロードすることがごく普通になった今、「映画を観に行くことが1つの娯楽イベントであるという感覚を取り戻したかった」そうです。
『ブレードランナー』が上映された時の
『シークレット・シネマ』の様子を伝えるBBCニュース
上映する映画は月替わり。ホームページに登録すれば、メールアドレスに最新プログラムを届けてくれます。参加者がコスプレを要求されることもあり、1935年のマルクス兄弟の『オペラは踊る』の時は、参加者は貴族か貧民の格好をするよう指定されたそうです。1,200人の変装した参加者が揃って映画を鑑賞する光景は壮観だったようです。
ぜひあなたもロンドンで『シークレット・シネマ』を体験してみては如何?






