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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

RICA プロフィール


ビートルズに始まるブリティッシュ・ロック、マーチャント&アイヴォリーの映画、森嶋道夫著『イギリスと日本』の洗礼を受け、精神的豊かさと最先端文化の発信地と信じた英国に移り住んで12年のライター/プロデューサー。
Ricaのコラム http://h3m.jp/


朝6時半。トラファルガー広場の片隅で列を作る100人余りの人々…。これ、何だと思いますか?

 

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実はこれ、ナショナル・ギャラリーで2月5日まで開かれている画期的な企画展、レオナルド・ダ・ヴィンチ展の当日券のために並んでいる人たちなんです。この企画展は今、ロンドンで最も人気のあるイベントといわれています。11月9日から始まったのですが、前売券は発売と同時に売り切れ、毎日、先着順の当日券500枚が売り出されるのみ。噂が噂を呼び、11月の段階では朝8時半に行けば当日券が入手できたものの、展示期間が残り少なくなった今では朝6時に行かなければ、取れなくなってしまいました。私もロンドンに住んで12年になりますが、冬の寒い夜明け前から、連日、人が長蛇の列を作るイベントなんて、これまで殆ど聞いたことがありません(映画ハリー・ポッター最終作のプレミアぐらいかしら…。でも、あれは夏だった)。

 

この企画展の何がそんなに魅力的かというと、ダ・ヴィンチが描いたとされる20点ほどの作品のうち、9点が一挙に公開されていること。恐らくこれだけ多くのダヴィンチの絵を同時に観ることができるのは、生涯に一度あるかないかという絶好のチャンス。ナショナル・ギャラリーだからこそなし得た企画かもしれません。会場には『岩窟の聖母』の2つのバージョン(それぞれパリのルーブルとロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵)が、初めて一緒に、向かい合わせに展示されています。また、エリザベス女王所有のダ・ヴィンチによるスケッチ画も20点、公開されています。

 

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私も4時間並んで当日券を買いました。で、展示を観た感想はというと…驚くべきことですが、並んだ甲斐がありました! ダ・ヴィンチの絵をまとめて間近に観ることで、写真では見えなかった彼の才能をまざまざと思い知らされました。特にお弟子さんたちの絵と比較すると(お弟子さん、ごめんなさい!)、その独特のタッチ、表現力はもう神の領域。彼が絵の中で描いた人物は、今にも動き出し、絵から飛び出してきそうなのです。恐るべし、ダ・ヴィンチ。その後、ナショナル・ギャラリーの常設展の絵が霞んで見えるほどでした…。

 

本物を知らないと偽物を見ても分からないといいます。こんな貴重な機会を与えてくれるイギリスは、やはり文化・芸術大国なのだとしみじみ感じました。

 

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冬晴れのトラファルガー広場

 

The National Gallery
Trafalgar Square, London WC2N 5DN

Tel: +44 (0)20 7747 2885








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