Virgin Atlantic

Home  > ブログV  >  RICAのロンドン日記 私の好きなイギリス

English


イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

RICA プロフィール


ビートルズに始まるブリティッシュ・ロック、マーチャント&アイヴォリーの映画、森嶋道夫著『イギリスと日本』の洗礼を受け、精神的豊かさと最先端文化の発信地と信じた英国に移り住んで12年のライター/プロデューサー。
Ricaのコラム http://h3m.jp/


« ビクトリア・ベッカムの肉体美の秘密はzumba(ズンバ)だった?!

ロンドンに来たら必見!:サロン&バー&ギャラリー&レストラン『スケッチ』 »

canarywharf

 

カナリーワーフを象徴するビル群

中央は現在、イギリスで最も高いビルとされている

One Canada Square(235m)

これを挟んでHSBCとシティバンクの本社ビルがある

 

 

前回のブログでカナリーワーフのVirgin Activeのガラス張りプールをご紹介しましたが、今回はこのカナリー・ワーフという場所についてもう少し書いてみたいと思います。

 

 

『長く熱い週末(Long Good Friday)』という1980年のイギリス映画はご存知でしょうか? イギリス・ギャング映画の走りとも言えるサスペンス・アクションの傑作。ラストのどんでん返しが痛快。若き日のピアース・ブロスナンも端役で出ています。故ジョージ・ハリソンが創立し、『モナリザ』や『ロック・ストック&ツー・スモーキング・バレルズ』の製作も手がけたハンドメイド・フィルムスという製作会社のヒット作です。

 

 

「今日という日はロンドンにとって歴史的に記念すべき日となるでしょう。イギリスはもはやただの島国ではなく、これから10年以内にロンドンは欧州の首都となるでしょう。我々には他の都市には考えられないほど繁栄を約束するチャンスがあるのです。新しいロンドンは勇気と知識、専門技術を持った人たちによって築かれるべきです…」


 

この映画が製作された前年の1979年、保守党のサッチャーが首相に就任し、イギリスは新自由主義経済の時代を歩み始めました。映画の中でボブ・ホスキンス扮するマフィアのボス、ハロルドは、アメリカのギャングと手を組み、当時は寂れた商業埠頭だったイースト・ロンドンのテムズ沿岸のドッグランズ地区の開発に着手しようとします。前述の台詞は、彼が自分のヨットでビジネス・パートナーを招いてパーティを開き、タワー・ブリッジを背に強いコックニー訛りで行ったスピーチです。マフィアの彼が自分のことを「実業家」と呼んでいることも滑稽ですが、これなどもまるでサッチャー首相の演説のようで、時代を象徴しているといえるでしょう。

 


それから30年。ドッグランズのカナリー・ワーフは一大金融センターとして開発され、見違えるように生まれ変わり、周辺の倉庫街もリバービュー・マンションに改築されました。『長く熱い週末』を観た後、その歴史と発展を思うと感慨深いものがあります。今や主要銀行や証券会社、法律事務所などはモダンで新しいオフィス環境を求めてここへ拠点を移しました。現在、10万人がここに通勤しています。

 


canarywharfstation

 

カナリー・ワーフの駅前広場

地下にはショッピング・モールが張り巡らされています

カナリーワーフにはRokaWahacaJamie's Italianといった

人気レストランの支店もあります

カナリー・ワーフのショップ案内はこちら

 

 

日本人は高層ビルの都市は見慣れているので、新鮮な驚きはないかもしれませんが、どこへ行っても歴史的建造物だらけのロンドンで、ここは別世界。こんなに沢山の総ガラス張りのビルが見られるのもイギリスではここだけかも。日光が恋しいイギリス人にとっては憧れの職場環境。観光客や地方からのお上りさんもここまでは足を運ばないので、ロンドンの一部というより、独立した国際金融都市のように感じられます。

 

 

ロンドンは地区によって、そこで生活し、働く人の様相が全く異なります。エリアによって、そこでしか会えない人がいます。シティには今も保険会社などが集中し、英国紳士が犇めいているし、その先のイースト・ロンドンへ行けば圧倒的にワーキング・クラスとイスラム教信者の町になるし、ウェストエンドはメディア・クリエイティブ関係のエリアで、スーツ姿の人なんていない。そんななか、カナリー・ワーフは世界のマネーゲームを牛耳る投資銀行と金融エリートの巣窟。ここから発信される信号が、私たちが好むと好まざるとに拘らず、グローバル経済に影響を与えています。

 

 

boatcommuters

 

天気の良い日はテムズ・クリッパーと呼ばれる

通勤ボートを待つ人の長い行列ができます

これでロンドン・ブリッジやウォータールーまで行けるのです

 

 

boatsonthames

 

夕暮れのテムズ川

 

 

bonjovi

 

カナリー・ワーフの裏には、ミレニアム・ドームを改装した

複合施設のO2(オーツー)アリーナがあります

ここでボン・ジョヴィも6月に12日間、コンサートを行い

テムズ・クルーズを楽しみました

アリーナ史上としては初めて

アリーナの屋根の上で演奏を行ったそうです

その様子はこちら

 

 

カナリー・ワーフを歩いていたら、とあるパブで6〜7人の男性と談笑している人物がいました。印象的な顔立ちの彼は目が合った私を遠くからじっと見つめていました。見覚えがあるのに、その時はどうしても思い出せなかった。暫くしてあっと思い当たりました。彼の名前はアーパド・ブッソン。フランス出身、ロンドン在住のヘッジファンド界のスター。個人資産は200億円ともいわれています。ロンドンの社交シーンに欠かせない存在で、子供の福祉を推進するチャリティも創設し、いつもセレブを集めて派手なパーティを開いています。スーパーモデルのエル・マクファーソンと離婚した後、昨年まで女優のウマ・サーマンと付き合っていました。様々なメディアに登場するため、私も彼の顔を知っていたわけです。

 

 

そんなわけで、ここではふとパブで隣に居合わせた人が世界を動かしている、なんていうこともありうるわけです。それがロンドンです。

 

 

pubincanarywharf

 

夕方、会社が退ける時間帯は

カナリー・ワーフのパブやバーはどこも一杯になります

ブッソンに出くわしたパブが右手に見えます







イギリス/ロンドンの航空券予約イギリスツアー情報イギリス/ロンドン情報ロンドン特派員のブログ
鏡リュウジのマジカルミステリーツアー吉谷桂子のガーデニングブログマーラ・ヤマウチ選手のOFFICIALブログ!
© Copyright 2012 Virgin Atlantic Airways Ltd.
All rights reserved.
運送約款 | プライバシー&セキュリティ | お問い合わせ