2010年3月3日
マーケットでも有名なミュージシャンのメッカ、カムデン・タウンのRoundhouseに、フレンチ・デュオのAIRが来ました。直前まで知らなかったので、チケットは売切れだったのですが、当日、会場に行ったら、ラッキーなことにリターン・チケットを買うことができました。もちろん公演前には会場周辺にはダフ屋がうろうろ。チケットがソールド・アウトとなっていても、諦めず会場に足を運んでみてもいいかもしれません。

AIRを聴きにいくのは2度目。AIRのライブは別世界に連れていってくれるから好き。前回は2004年のエジンバラで、何故かその時はコンサートが延々続き、深夜まで終わらず、気持ちよくトランスできましたが、今回はきっかり1時間半で終わりました。2人は今回も変わらず、白いシャツを着ていました。トレードマークなのかな。意外と聴衆の年齢層が高くてびっくり。20代は殆ど見かけなかったかも。30代から40代の男性が中心でした。でも、よく考えるとAIRの2人もそういう世代なのですよね。

会場の入り口。エントランスから階段を上がったところ

ステージ

ピンぼけでごめんなさい
カムデンには幾つかの老舗ライブハウスがありますが、なかでもこのRoundhouseはその代表といえるかもしれません。この円形劇場のような建物の歴史はビクトリア時代に遡り、当初は蒸気エンジンの修理場だったとか。その後、酒造会社の倉庫となり、1964年からはアーツ・センターとして利用され、ジミ・ヘンドリックス、ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、レッド・ツェッペリン、ドアーズなどが演奏し、演劇にも使われました。1983年、資金不足のため閉鎖。1996年、地元のビジネスマンがこの重要文化財指定建築物を購入。2004年から60億円の改修工事が行われ、2006年にリニューアル・オープンしました。このように書き並べても何ということはないように見えますが、実はこの系譜はイギリス経済の変遷を如実に反映しています。
生まれ変わったRoundhouseは、ガラス張りの建増し部分にバーやカフェを併設。テラスもあり、夏はここでバーベキューが食べられます。サーカスなども上演されるメイン会場は3,000人を収容。まさにイギリスの歴史とともに発展してきたRoundhouseで公演を行うことは、アーティスト冥利に尽きるのかもしれません。
カムデンには他にもKOKOという老舗ライブハウスがあります。2004年までCamden Palaceという名前でした。創立当初の1900年は劇場で、中に足を踏み入れると、その趣きが今も残っています。コールドプレイやマドンナも嘗てここでライブを行っており、こちらもいいアーティストが来るのでお薦めです。
コンサート会場ひとつとっても歴史とは切り離せないロンドン。現地でぜひそれを感じ取ってみてください。
The Roundhouse
Chalk Farm Road London NW1 8EH
Tel 0844 482 8008













