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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

多くの日本人にとってスコットランドと聞けば真っ先に頭に浮かぶのがスコッチウィスキーかもしれません。それはスコットランド人が誇りにしている最も古いお酒のひとつで、世界中にある蒸留所で作られるウィスキーの中でもスコットランドのそれは最も名の通ったものでしょう。

 

 

そういうウィスキーの本場のスコットランドで「ウィスキーは本当はアイルランドからやってきたものらしい。」と言えば‘フンッ!’と言われて相手にもされないかもしれません。その所以はこうです。今のウィスキーの先祖は西暦5世紀にアイルランドからスコットランドに侵略してきたスコッティがもたらしたものということです。スコットランドという国名も実はこのスコッティからきたものです。そのスコットランドに蒸留所を作ったのは修道士でした。1494年の記録がちゃんと残っています。

 

Tullibardinenの蒸留所には、1488年にジェームズ4世が買ったビールの蒸留所跡に造られた倉庫があり、今は膨大なウィスキーの樽が静かに熟成されていつかウィスキー好きの手元に届けられる日を待っています。その倉庫の入り口に年代が見られます。

 

 

13世紀にワインの蒸留を行っていた科学者がつけた名前が‘aquq vitae’つまり‘Water of Life 命の水’でこれがスコットランドのゲール語で‘uisge beatha(ウシュクベーハ)’になり、1715年頃にはwhiskieになりました。そして最後に1745年頃に今のスペルであるwhiskyになったということです。これを聞けばウィスキーはもとはアイルランドから来たとは言ってもスコットランドとの関わりがもっと強く、スコットランド人は胸をはって「スコットランドの飲み物」といってもいいのでは?と思います。

 

 

ウィスキーの味は材料となる大麦はもちろん、蒸留所のある場所の気候、使う水、そして蒸留が行われるWash Stillという銅の入れ物の形によっても違ってきます。ですからウィスキー好きはスコットランドの蒸留所めぐりをして自分の好きなウィスキーを探すのでしょう。

 

     

  

Tullibardain の蒸留所では樽一個分の個人ウィスキーを保管してくれます。完璧な状態のまま、完璧な管理のもとに『自分のウィスキー』が熟成されるのです。そういう特別なウィスキーのオーナーたちは、わざわざ自分のウィスキーを試飲しに世界中から時折この蒸留所を訪れるそうです。さぞお値段も高いのでは?と思いますが、一本分に計算すると以外にお手ごろ。200リットルの樽で1500ポンドからと熟成期間や樽の材質によって異なるそうです。

 

ウィスキーの道にかけては50年の経験をもつJohn Black氏のコンサルタントも受けられるので、ウィスキー好きにはまたとないチャンスでしょう。(info@tullibardine.com

http://www.tullibardine.com/

Tel: +44(0)1764 682252

 

 




ちょっと時期が早いのですが、今日はゴルフのお話です。だって友人のゴルファーは「今年こそセント.アンドリュースでプレイを」と夢を新たにする人もいるのですから、今だって決して早すぎることはありません。

 

150回目の全英オープンはスコットランドのセント.アンドリュースで2010年7月15~18日まで開催されました。世界に共通する正式な名前はThe Open Championship 。英国が初めて切手というものを使い出したために国名を入れる必要がなく、いまだに唯一国名なしの切手で通っているのと同じように、The Open Championshipも始まった当時は他にトーナメントがなかったことから、いまだに英国の名前はタイトルにはついていません。

 

さて、このセント.アンドリュースのゴルフ場は現在セント.アンドリュース.リンクス.トラストというところが管理しています。ここが管理をしているコースはオールド.コースを含めた6コース、そしてセント.アンドリュースの町を見下ろす崖の上に2008年にオープンしたカッスル.コースがあります。

 

    

 

 

      全英オープンのオーガナイザーでもあるThe Royal and Acient Golf Club of

St. Andrewsのクラブハウス。

 

 

 

オールド.コースのユニークなところは人間がデザインしたコースではなく、6世紀にわたって自然が創り上げたコースであるということでしょう。その分、プレイをする時は常に自然を意識して行われます。世界で一番古いこのゴルフ場でゴルフがプレイされたのは1400年ころということですから驚きです。ジャック.ニクラウスに「初めてプレイした時に心を奪われてしまった。これに少しでも匹敵するゴルフ場は他には存在しないだろう。」といわしめ、タイガー.ウッドにおいては「オープンが開かれるコースの中で間違いなくベスト。世界で私が最も気に入っているコース」と絶賛しています。

でも、いざオールド.コースに行ってみるとそのオープンさに驚き、返って戸惑ってしまうのではないでしょうか?いくらパブリックのゴルフ場とはいえボールを打つ先に人々が歩いていたり、時には車まで入ってくることがあるのですから。歩いている人も、別にボールに当たらないように注意している風でもありません。時々プレイしている人がボールを打った後に「オーイ!ボールが行くゾー!」と叫んではいますが。

 

 

    

 

 

セント.アンドリュースといえばオールド.コース、オールド.コースといえばスウィルカン.ブリッジといわれるほど有名なこの橋だって、普通の人が行き来する道のすぐ横にあって、誰でも渡れます。もちろんプレイしているひとに優先権があるので、その人たちを無視して橋で写真を撮るようなマナー違反のひとは見かけませんが。

 

 

 

 

日本からゴルフが好きな方がいらっしゃると「いつかオールド.コースでプレイがしてみたい。」と言われます。あくまでパブリックですから、ただお金を出せばプレイできるかといえばそうではなく、毎年9月に先一年の予約を受け付ける時にトライする(これはすぐに締め切られますのでご注意)、プレイの前日の抽選に名前を載せておくこと、朝一番にコースにやってきて、人数が4人に満たないグループに入れてもらうこと、セント.アンドリュース.リンクス.トラスト認定の会社でパッケージを買うことと4通りあります。(これに関しては日本からも申し込みが可能です。

 

 

    

 

 

さあ、オールド.コースでプレイするのも夢で終わらせず、是非実現してください。ゴルフはちょっと....という方には歴史あるセント.アンドリュースの町の散策もおすすめです。(下の写真は廃墟と化した14世紀のセント.アンドリュース大聖堂の東の窓と、800年前に建てられた33メートルのセント.ルール塔) また、ゴルフはしないけれどオールドコースを歩いてみたいという方は2ポンド50ペンスまたは、5ポンドで(2種類のツアーがある)、ガイド付のウォーキングツアーに参加できます。 www.standrews.org.uk     お問い合わせは enquiries@standrews.org.uk

 

 

 

 

 

 

 







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