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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

ストーク.オン.トレントのウェッジウッド.ビジターセンターにウェッジウッド博物館ができてから一年半ほどになります。それ以来2009年の6月には芸術基金賞を獲得して10万ポンド(1600万円)の賞金を手にしました。この賞は、もっとも想像力に富み、オリジナリティを持った博物館に与えられる賞です。

 
    
 
 
 
募金活動が始まってから8年の年月をかけて完成した博物館にはウェッジウッドトラストの所有品の60パーセントが展示されていますが、それらは18世紀のジョサイア.ウェッジウッドの時代から現在にいたるまでの品です。
 
写真はジョサイアが、独立する前にトマス.ウィールドンのパートナーとして仕事をしていた時に成功を極めたグリーンの上ぐすりを塗ったカリフラワーのコーヒーポットです。
 
 
 
 
 
By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
1774年にロシアのカテリーヌ2世のために焼かれた952枚のクリームウェアに描かれた邸宅は英国内に実在するものが使われました(写真)。これらの邸宅を探すだけでも大変な時間と労力を使ったはずです。
 
 
 
By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
 ジョサイアが所有していたと言われるブラック.バザルトで作られたローマ神マーキュリーは実際に商品化されたのは19世紀に入ってからでした(写真)。
 
 
 
 
 
By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
 
ジョサイアの作品の中でも特に有名な‘ポートランドの壷(写真)’は失敗を重ね3年の年月をかけてやっと完成させたもので、完成品のみならず失敗作(写真)も展示されていて彼の苦労のほどがわかります。ちなみに一番最初にお見せしたジョサイアの像ですが、彼が手にしているのがポートランドの壷です。(ガラスのオリジナルは大英博物館所有)
 
 
 
    
 
 
 

 By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
陶器のほかには英国の動物(特に馬)の絵では特に有名なジョージ.スタッブズが描いたジョサイア.ウェッジウッド家の人々の家族画があります。(写真)(でもこの絵はジョサイアには気に入らなかったようで、絵の代金が支払われたのはジョサイアが死んだ後だったとか) 火事が多発していた当時の陶器工場のためにジョサイアが特別に作らせた消防馬車など、これまで一般公開されたことのない品も展示されてます。
 
 
 
 
 

 By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
ジョサイアは陶芸家としてだけではなく釜の温度を測る器具を発明するなど科学者でもありました。またアメリカの独立戦争では英国人でありながらアメリカを支援したり、当時英国に巨額の富を運んだ奴隷貿易に反対して運動をおこしたりなど社会活動にも貢献したひとでした。その運動のためにジョサイアが配ったメダルも展示されています(写真)。   
 
 
 
 
   

 

 By courtesy of the Wedgwood Museum Trust, Staffordshire, England
 
 
この博物館を訪れれば、ウェッジウッドの歴史が英国における陶器の歴史の中で実に大切な役割を果たしてきたことが窺えます。
 
 ヴィジター.センターでは陶器作りや絵付けのデモンストレーションを見たり、実際に自分で陶器を作る体験ができるほか、アイヴィーレストランではウェッジウッドの食器で味わえます。
 
 
 
 
 
 
車で15分くらい行ったところにあるウェッジウッド&ロイヤル.ドルトンのアウトレットストア(写真)ではセカンドの品が驚くほど安く買えますし、少し足を伸ばしてウェッジウッド以外の陶器の工場を見学したり、陶器好きには絶対に見逃せない陶器博物館などストーク.オン.トレントは思いがけず見所の多い町だと思います。
 
 
 
 
またジョサイア.ウェッジウッドが住んでいたエトルリア.ホールは現在Mote House Hotelの一部になっていてコンファレンスなどに使うことができます(写真)。
 
 
 
 
 
Special thanks to Nigel Spicer of Wedgewood Visitor centre.
 
www.wedgewoodvisitorcentre.com
 
http://www.wedgwood.com/GB/older_folders/Outlet_Store#FL
 
http://www.stoke.gov.uk/ccm/navigation/leisure/museums/potteries-museum—art-gallery/



ナショナル.スイートピー協会は1900年に設立されました。それ以来、毎年英国各地でショーを開催していますが何といっても国中からスイートピー好きが集まるEarly National Show と Late National Show は注目です。今回は前者のほうに行ってきました。特に20世紀始めに流行し今では毎年会場を変えて国中でショーが行われていることを聞けば、ここ100年の間にスイートピーがどれだけ人々の生活に浸透し、愛されてきたがわかります。

 

建物に入った途端に香ってくる空気に誘われて進めば自然と会場に足が向きます。そしてそこに置かれたテーブルに、まるで扇子を開いたようにに並ぶパステルカラーのスイートピー!!!!稀に見るワインカラーはますますまわりの花を引き立てています。

    

 

 一般開場は10時からですが、すでに朝の7時半には審査が始まります。私にはどれもこれも完璧に見えるスイートピーですが、一体どうやって甲乙をつけるのでしょう?リタイアー前は牧師だったという現会長(写真)に伺ってみました。

 

 

茎につくそれぞれの花がどのような間隔で並んでいるか、花びらにシミ(?)がないかどうかなど審査の規定がいくつもあるようです。裏側を見てから今度は光に花をかざしてみて、穴や薄くなっている部分がないかを確認。こんなに多くの花を審査するのですから大変です。

 

      

 

テーブルセッティングとしてのスイートピーのディスプレイも。

 

 

審査の結果賞を獲得したスイートピーが発表されます。

 

 

スイートピーと英国の付き合いは17世紀後半にイタリアの修道士が野生のスイートピーの種を英国に送ったことに始まります。その後、20世紀始めにスペンサー伯爵の庭師がオルソープ邸(元皇太子妃ダイアナの実家)の庭で突然変異の変わったスイートピーを発見。それが今のスイートピーの原型になっているそうです。オールドのほうはモダンより茎が長く、また花も小さくてフリルがありませんがモダンのものより一層香りがあります。

 

オールドタイプのスイートピー

 

    

 

スペンサー.スイートピーと呼ばれるモダンのスイートピー

 

    

 

今年のLate National Show は7月10日11日と湖水地方で行われますが、私は運良くその日は湖水地方いますので行ってみようと思っています。

http://www.sweetpeas.org.uk/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.sweetpeas.org.uk/







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