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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

‘サイダー’と‘ペリー’と聞けば、もしかしたら皆さんは‘三ツ矢サイダー’と、あのフランスのミネラルウォーター‘ぺリエ’を思い出されるかもしれませんね。

 

実はこの国でサイダーといえばりんご酒のことで、ペリーとは梨酒のことなのです。どちらも昔から飲まれているもので、私は産地のひとつであるヘレフォードシャーの友人の村の収穫祭などでいつも目にしていきたもので、家でもよく飲んでいます。ところが最近のニュースで「ペリーの消費が急増。2007年の全国売り上げが340万ポンドだったものが2009年には4600万ポンドに急上昇した。」と報道されました。何故? 理由は簡単で、英国人さえ‘ペリー’という名前に馴染みがなかったからです。‘ペリー’に代わって‘ペアーサイダー’という名前を使ったところ、急に人々が興味を持ち出した理由とのことでした。

 

ペリーは昔はサイダーと同様、農家で作られていたもので、ペリー用の梨は100種類以上。しかもそれらの木は最低十年たたないと良い梨が出来ないそうで、100年以上の木もあるくらいです。ですから沢山はできないので、大きな工場で作られるものではなく、産地であるヘレフォードシャー、グロスターシャー、ウスターシャーに行けば、各地で色々なペリーに出会うことができます。

 

収穫が終わって、実際に農家でペリー造りが始まるのは、9月中頃。その頃に、実際に作っている写真をお届けしたいと思います。そんなペリーは、ロンドンの酒屋さんやスーパーでも種類は限られていますが、手に入ることもありますので、皆さんも是非、この「新しくて古い飲み物」を試してみてください。

 

         

         

  

 

 




2012年にはロンドンでオリンピックが開催されます。それまで待たなくてもスポーツファンに楽しんでいただけるアトラクションが沢山あります。

 

先日、チェルシー.フットボール.クラブのスタジアムのあるスタムフォード.ブリッジに行ってきました。ツアーに参加すれば、普段は見ることのできない部屋(例えばプレイヤーのチェンジング.ルームや、プレスのインタビューが行われる部屋など。)、そしてもちろん実際にマッチが行われるピッチを見学することができます。ロンドンの地下鉄駅Fulham Broadway(ディストリクト線でEarl’s Court から二つ目の駅という便利さ。)から歩くことができるのでとても便利です。サッカーに関しては‘マニアック’とは到底いえない私にとっても十分楽しめたので、サッカーファンにとってはたまらない魅力のツアーでしょう。

 

 

 

 

 

リヴァプール.フットボール.クラブのスタジアムであるアンフィールド(リヴァプール)にも行ってきました。ここのツアーも特別な場所を見学できます。特にプレイヤーがピッチに立つ前に「Good Luck」のためにタッチするロゴも目の前で見てきました。

 

 

 

ロンドンではもうひとつ。何といってもテニス好きには見逃せないのがウィンブルドンのテニスクラブのツアーです。世界一有名な、そして格式高いこのテニスクラブは、会員制のプライベートクラブです。会員になるにはメンバー4名の推薦があって初めてウェイティングリストに名前を載せることができるとのこと。現在k会員は375名。1000名ほどがこのウェイティングリストに載っていて、一年に1~2名しか新しく会員になることはできないと聞いて、気が遠くなる思いでした。ということは1000年待たなければいけない?あっ、でもすぐに会員になる方法もあります。チャンピオンシップの男性シングルで優勝すること! こういう‘おもしろい話’もツアーのガイドがおしえてくれました。 

 

スタンドには車椅子の方の席も十分用意されています。

 

 

 

15000人収容できるセンターコートは、毎年チャンピオンシップが行われる2週間の間だけ使用されます。そのためにこの時期は芝は一日1~2回刈られるとか。芝の高さは6ミリが最高とか。

 

センターコートには、去年ナダルが優勝した瞬間に駆け寄ったロイヤルボックスがあります。そう、去年は、たしかこのロイヤルボックスからスペイン国王が観戦していらっしゃたと記憶しています。

 

 

ミュージアムには、今までのチャンピオンが使った品々が展示されています。ナダルとフェデラが着たテニスウェアも。

 

 

 

スポーツの盛んな国イギリスならではのさまざまなスポーツアトラクションは、きっとスポーツファンの好奇心を大いに満たしてくれることでしょう。

 

 

 




アメリカのTV番組で「ドッグ. ウィスパラー」というのがあるのですが、この番組は犬の心理学者であるシーザーが、行動に何か問題を持っている犬が社会でちゃんと生きていけるようにと、飼い主と犬を一緒に訓練するという番組です。私は、この番組が大好きで、特にシーザーの犬の本能、気持ちを理解する天性には、いつも家族みんなで「オーッ!」と歓声を上げながら見ています。

 

先日、ビバリーヒルズかどこかの大邸宅で、他の犬とどうしても仲良くやっていけない犬のことが出ていました。物質的には実に恵まれたラッキーな犬です。でもそのオーナーが、この犬を愛するあまり、甘やかせ過ぎてシーザーから「ガツン!」と厳しい言葉を浴びていました。「貴方たちの行動は犬にとってうれしいことなのか、それとも人間にとってだけうれしいことなのか、よく考えてみなさい。」

 

痛い言葉でした。私も1年ちょっと前までは、家族のひとりとして一緒に暮らしていた愛犬を、自分の子供たちよりもあまやかせて育てていたのですから。クリスマスや誕生日には、犬のためのピザを買ったりしていましたので、その若いカップルの気持ち、よーくわかります。犬にはピザであろうが、缶ののドッグフードであろうが、道に落ちているフライドチキンの食べ残しであろうが、同じ食べ物ですものね。

 

先日ハロッズのペットショップに行きました。始めは、これら全てのものが犬や猫のものとさえ気がつかなかったくらいです。てっきりフードホールの延長か、子供服売り場にきたのかと思ってしまいました。

 

チョコレートやカップケーキ、ビスケットから、キーシュなどのお惣菜まで......

 

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その上になんと犬と猫用の紅茶まで........

 

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そして、洋服......

 

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犬でも試着が必要ということで、チェンジング.ルームまで.......

 

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ハロッズを始め、この国のちゃんとしたペットショップでは、生きた動物を売っているお店は、売る際に、必ずお客のチェックをします。どういう家に住み、どういう環境で飼うのかなど。ハロッズは、お店の面積も考慮して、犬に関しては小型犬のみ取り扱っています。

 

オーナーがハロッズでお買い物をしてくれる犬は、ラッキーです。でも忘れてはいけないのは、ハロッズのチョコレートどころか、食べ物も与えられない可哀想な動物たちが世の中には沢山いるということ。10回ハロッズのチョコレートを買ったら、一回は、動物福祉のチャリティに寄付するくらいの気持ちをもつことが大切だと思います。

 

 




2009年8月11日

最近、流行のワインバー、シャンぺーンバーの影になって英国伝統のパブが減るばかりというニュースが流れています。英国にパブがなくなったら、それはもう大変なことです。英国のパブといえば、単に‘居酒屋’というだけではなく、もう何百年も前から社交の場として、とても大切な役目を果たしてきたのですから。

 

     

 

        

 

どんなに小さな田舎の村に行って、例え駅やお店がなくても、目に入ってくるのが、古い教会、戦争記念碑、そしてパブです。昔は畑仕事などで一日の厳しい労働を終えて、ほっと一息入れるところがパブだったのでしょう。都会の人も同じです。「あのビールが待っていると思えば、頑張ろうという気にもなるというもの。」と話していた友人もいます。

「でも、英国のパブの食事って、まずいと聞きましたよ。」と、ホラッ、皆さんの中の半分以上の方々が思うはず。でもそれは10年以上も前のこと。最近、特に飲酒運転の取締りが厳しくなってきて、すでにパブは「飲む場所」というより、「食べる場所」のイメージが大きくなってきていて、味に気を使うようになってきたので、以前よりはずっと期待が持てるようになりましたよ。

 

     

 

        

 

もし「当たりはずれがあることは仕方ないけど、少なくともはずれのところには行きたくない。」という方がいらっしゃったら、私の場合、入り口のところに ‘EGON  RONAY’S GUIDE’ の青いマークがあれば、まず「はずれはなし。」と思っています。ただ、これがずいぶん古いもの(ちゃんと年代が書かれています。)だと、オーナーが変わった可能性もあるのであまり当てにはできませんが。

 

   

 

 

それに私にとってパブとは、ただ食べるだけではなく、その雰囲気、特に建物の歴史を感じるということがとても魅力があるのです。「ヴィクトリアン」と聞けば「そう、そんなに新しいの。」と感じ、「ジョージアン」と聞けば、「パブとしては、特に古いほうではありませんね。」と古さに対する感激はソコソコ。15世紀から12世紀と聞けば「それは、ちょっと興味がありますね~。」と胸が躍り始めます。

 

       

 

         

人によっては、「地ビールが飲みたい。」とか、「英国伝統料理を食べたい」とか、「床がきしむほどの古いところでゆっくりワインを飲んでみたい。」とか、楽しみ方が色々です。でも、ただひとつ、全員が思うことは「英国伝統パブは絶対に絶やしてはいけない。」ということです。それには、なるべく多くのひとに利用してもらうことしかありません。もちろん英国にいらっしゃる日本人の方々にも言えることです。

因みに、多くのパブがビール会社に関連していて、そこのビールしか飲むことはできませんので、いくら隣で地ビールが製造されていたとしてもそのパブでは飲めない場合がほとんどです。地ビールを飲みたい場合はパブでもFree Houseと書かれたパブなら飲めるはずです。

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







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