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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

2009年6月13日

観光ガイドとしての私の仕事の中で、ガーデンツアーが一番多いのが6月です。毎年園芸に興味のある方から「イギリスの薔薇はいつごろが一番いいでしょうか?」とご質問を受けます。日本の桜のように‘さくら前線’というのがあればいいのですが、そういう便利なものがありませんので、答えに困ることがあります。春の気温や、雨の降り具合によって、その時期は毎年違うからです。今年はというと、例年より少し早い気がします。春の暖かかった気候のせでしょうか。

そこで、今日は昨日までのツアーで撮影した写真を見ていただいて、ヒントにしていただけたらと思います。ただ、たとえ薔薇の時期を逃してしまったとしても、その他の花の素晴らしさで十分満足していただけることでしょう。

スィスィングハースト.キャッスルは、ナショナルトラストのガーデンの中ではヒドコート.マナーのガーデンと並んで人気のあるところ。そのために時間制になっていますので、すぐに入場できない場合があります。1930年代に、作家のヴィタ.サックヴィル.ウェストと夫であるハロルド.ニコルソンが造ったガーデンですが、ヴィタが執筆活動をした部屋など、塔の階段を上って見学することができます。

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12世紀に修道院として造られたモティスフォント.アビーのガーデンではオールドローズの研究家で知られるグラハム.トマスの薔薇のためにレンガの壁で囲まれたローズガーデンが造られました。その壁の中では、どこを歩いても薔薇の香りが空気中にみなぎっています。薔薇の時期は遅くまで開園していますので、時間を気にせずに楽しむこともできます。(下記)

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コッツウォルズで人気のガーデンはヒドコートマナーとキフツゲートです。有名な‘キフツゲートの薔薇’はつぼみがまだしっかり閉じていて開花にはもう少し時間がかかると思いますが、芍薬がとっても綺麗で、その見事な色と形には足を止めてしばらく見入ってしまいました。

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イングリッシュ.ローズの生みの親であるデイヴィッド.オースティンの庭は、いつもながらまるで薔薇の中にガーデンが造られているような錯覚に陥るほど、どこを見ても薔薇、薔薇、薔薇。

イングリッシュローズとは、昔のオールドローズの香りをそのままに、しかも一度だけ咲くのではなく繰り返し咲き、病気にも強いという正に薔薇愛好家が夢にみる薔薇です。ところがオースティン氏が1960年代にチェルシーのフラワーショーでそれを紹介した時は、誰も興味を示さなかったそうです。このガーデンに行くとほとんどいつでも、どこかで、オースティン氏を見かけますが、誰も気がつかないか、または気がついてもそっとしてあげているのか。写真を写す人もいません。というわけで私も、薔薇をとるような感じで控えめにパシャリ! ルネイサンスのガーデンのヴィラに座っているのがオースティン氏です。右は、今年の新しい薔薇3種のうちのひとつ‘ウェッジウッドの薔薇’です。

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セント.オルバンにあるガーデン.オヴ.ローズィズの薔薇は以前より少なくなった気がしますが、オールドローズやモダンローズなど薔薇の歴史がわかるように植えられているのが特徴とか。

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王立園芸協会の本部のあるウィズリー.ガーデンや、ヘンリー8世の宮殿として知られるハンプトンコート宮殿のローズガーデンは、今が見ごろでしたが、両方とも、薔薇以外に沈床ガーデン、プリヴィーガーデン(ハンプトンコート)のカラフルな花や、アルペンハウスのまるでミニチュアのような花のコレクション、モデルガーデン(ウィズリー.ガーデン)など見所がたくさんあります。

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ここ数年、ガーデンのレストランやカフェの食事がとてもおいしくなってきています。特に野菜はサラダでも、温野菜でも新鮮さが伝わってくる上、料理の方法も工夫されていますので、是非お試しください。




ロンドンは、日本より頻繁に雨が降りますが、たいていは少し雨宿りをすれば晴れますし、降る量もとても少ないので、少しくらいはぬれても、皆平気で歩いています。

ところが、今朝は、雷を伴う豪雨。雨の音で目が覚めるということを経験したのは何年振りでしょう?雷も、ドッカーンと遠くで落ちる音が聞こえました。

でも今は、完全に雨も止み、すばらしく澄んだ空気にバラがうれしそうに太陽に向かって微笑んでいます。雨上がりの薔薇は格別です。

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薔薇といえば、リージェンツ公園のバラは今が見ごろかもしれません。ロンドンでバラが見たいという方に、私はこの公園にあるメアリー女王のバラ園をお勧めするのですが、そこまで行くのでしたら、是非公園のすぐ北を流れる運河沿いを散歩してみてください。

グランド.ジャンクション運河から東のドックまで、品物を運搬するために1820年に造られたのがリージェンツ運河です。運河の横に作られたトウパスという細い道から馬がロープでボートを曳いていたのです。今は、汽車や、トラックなどがうんと速いスピードで運んでいますから、運河は、完全にひとびとのレジャー用に使われています。

ナローボートは、実際に住んでいるひともいて、お庭も見かけられます。

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ティーショップになっているところもあります。

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少し東に行けば、ロンドンとは思えない風景に出くわすでしょう。まるで250年前の世界に引き込まれた錯覚に陥るかも?

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そして、更に東に行けば、キャムデン.ロックにたどり着きます。

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まだまだエネルギーのある方は、若者で賑わうキャムデンロック.マーケットへ。ファッションもさることながら、世界中の食べ物が集まっています。(どう見てもチャイニーズ料理ですが、「ジャパニーズ.フードよー。」と客寄せしているところもありますが。)

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一日のうちに、産業革命以前の古い英国と、その名残を今風に使って生活しているひとの暮らしと、そして国際都市として多民族化している今の英国を垣間見る貴重な体験ができるでしょう。







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