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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

2009年4月25日

今、英国中でブルーベルが咲き出し、ブルーベルを見るために人々が森や、林に向かって歩いているのを目にします。他の花々と同じで、咲く場所や種類によって開花の時期が違うので、場所を変えて2、3週間くらいは、十分楽しめます。

昨日は、キューガーデンに行ってきました。勅使門のある日本庭園では、つつじが綺麗に咲いていましたが、その先にあるのが、目的のクイーン.シャーロッツ.コテージです。ロンドンで半日、自由な時間があったら地下鉄ディストリクト線に乗って出かけてみてください。簡単に行ける距離ですから、旅行者の方にもお勧めします。クィーン.シャーロッツ.コテージは、メインゲートからよりも、横にあるライオン.ゲートから行った方が近く、ぶらぶらと歩いて10分ほどの距離です。そしてコテージのそばには、一面ブルーベルが咲いています。(写真)

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日本の方々から『イングッシュ.ブルーベル』と『スパニッシュ.ブルーベル』の違いをよく質問されます。‘スパニッシュ’の方は、ガーデンなどに見られるもので、ポルトガル、スペイン、北アフリカが原産です。日本でもよく見かけますが、茎が、まっすぐ立っていて、その茎から四方に鐘のような花がついています。その花の形は短めで、花びらの先が、外に向かって開いています。香りはありません。色も、私が見た限りでは、薄いブルーが多いように思います。

一方、‘イングリッシュ’のほうは、世界にあるこの種のブルーベルの半分くらいが、イギリスに生存するといわれています。でも、英国全てにあるとは限りません。北スコットランドや、イースト.アングリアなどで見かけることは、稀です。大昔からある森林などの野生の場所に見かけられます。花びらは、スパニッシュよりは長く、先が後方に向かってめくれています。茎の片方だけに花をつけるためにその重さで、茎が、先のほうで垂れ下がっています。甘い香りがあり、密生している場所では空気中にその香りが漂うこともあります。この写真は、イングリッシュ.ブルーベルです。

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‘スパニッシュ’と‘イングリッシュ’の他に、混血(?)のものもあるのですが、普通見かけるブルーベルの中でも、この種のものが多いようです。でもイングリッシュ.ブルーベルが、これらの生存力のあるブルーベルのために、少なくなってきているので、今、国をあげてイングリッシュ.ブルーベルの保存に勤めています。もちろん、許可なしに根を引っこ抜いたり、種をとったりすることは禁じられています。

ヴァージン.アトランティック航空メルマガ読者限定で催行している‘ブルーベルウォーク’のルートで見るブルーベルは、来週あたりが、最高でしょう(写真は、数日前のものです。)。次は、4月29日に予定されていますので、ご希望の方は、メルマガからお申し込みください。尚、メルマガには、下記からご登録いただけます。ご登録は無料です。(トップページの左側にあるEマガより) 

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4月23日はセント.ジョージズデイです。セント.ジョージといえばイングランドの守護聖人で、その旗(白地に赤の十字架のもの。サッカーでイングランドチームのサポーターが持っていますね。)は、ユニオンジャックの一部になっています。

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アイルランドのセント.パトリックスデイに比べれば、規模も小さく、大人しめですが、現ロンドン市長のボリス.ジョンソン氏は、セント.ジョージをプロモートしようと、色々なイベントがロンドンのあちらこちらで行われています。市役所にもセント.ジョージの旗が掲げられています。

しかし、セント.ジョージズデイをボイコットしようという人たちもいます。愛国主義が高じて人種差別につながるという理由からなのですが、イングランド人が、イングランド最大の都市、ロンドンで守護聖人であるセント.ジョージを祝うのは、当然のことであり、自分たちのルーツのアイデンティティを掲げることは、私にはむしろ好ましいことに思えるのですが、いかがでしょう?

ところで、このセント.ジョージなる人物に関しては、あまり知られていません。しかもイングランドとは無関係の人であったらしいことを考えれば、アイルランドで、伝道活動に明け暮れたセント.パトリックを祝うセント.パトリックスデイのように盛り上がらないこともうなづけないこともないのですが。でも、日本からいらっしゃる皆さんは、せっかくの機会です、イングランド人の気質に触れてみてはいかがでしょう。

セントジョージの伝説は、十字軍の遠征に行っていた騎士たちによって、13世紀にイギリスにもたらされたものと思われます。それによると、ある国ではドラゴンが国民を脅かしていて、毎年生きた人間を、その生贄として差し出していましたが、とうとう王の娘の番がきました。そこに現れたのが、セント.ジョージです。見事ドラゴンを退治し、「私がドラゴンを退治したのではなく、神がそうされたのです。」という言葉に動かされた人々はクリスチャンになりました。セント.ジョージは、3世紀に現在のトルコにあたる地域で生まれたということですが、その宗教心のために最後には殉死します。

イングランドでは、13世紀に十字軍遠征に出かけ戻ってきたリチャード1世(あのロビンフッドの話の中ではこの王が遠征に行っている間、国を治めていた弟のジョン王が、悪事を働き、そこに現れたロビンフッドが活躍することになっています。)によって、セント.ジョージの旗が初めて使われました。その後、14世紀にエドワード3世がイングランドの守護聖人に定め、同じ王によって創設されたガーター勲章の守護聖人ともなりました。イングランドの他には、ポルトガルや、ロシア他多くの国や町の守護聖人になっています。

この時期に英国を訪れる方、是非セント.ジョージズデイを祝うイベントに参加されてはいかがでしょう?ロンドンでは4月25日、トラファルガー広場で12時半から18時まで、「コンテンポラリー音楽のルーツを探る」と題してコンサートが開かれます。イングランドのフォークミュージックにルーツをもつさまざまな音楽が、注目されるアーティストたちによって、披露されます。(www.london.gov.uk/mayor/culture/stgeorge.jsp)







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