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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

イングランドはセント.ジョージ、スコットランドはセント.アンドリュー、ウェールズはセント.デイヴィッド、そしてアイルランドはセント.パトリック。これらは全て守護聖徒です。今日3月17日は、セント.パトリックス.デイでした。そのセント.パトリックとは、一体どんなひとだったのでしょう?

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彼は389年に南ウェールズで生まれ、461年の丁度この日に亡くなりました。16歳の時、アイルランドからやってきた侵入者によってさらわれ、アイルランドに連れて行かれますが、その後は奴隷として働きます。キリストの教えによってその苦難を乗り超えたパトリックは、6年後に脱走。フランスに渡り修道院で暮らします。アイルランドに行き、キリストの教えを説くようにという神の声を聞いたのは、その修道院で暮らしていた時のことです。

432年に司教としてアイルランドに渡ったパトリックは、ドゥルイド教の伝道師と、衝突しながらキリスト教を広めます。伝道の際にパトリックが使ったのが、シャムロックという三つ葉のような葉っぱ。これをキリスト教の『三位一体』を説くために使ったことで、現在でもアイルランドの国花はシャムロックになっています。

伝説では、パトリックは、アイルランド中の蛇を集め、ひとつの箱に閉じ込め海に投げたことから、現在でもアイルランドには蛇は存在しないと言われますが、アイルランド海が何故荒れているかといえば、箱の中の蛇たちが、今でも箱から抜け出すために、暴れているからだそうです。

セント.パトリックス.デイのパレードは、日曜日にありましたが、都合で見に行けなかった私は、せめてアイリッシュ.パブに行ってお祝いしましょうと、有名なThe Tipperaryというパブに行ってきました。ところが中に入ってびっくり。満員電車の中みたいに混雑していて、注文どころか、カウンターに近づくことさえ出来ません。『ギネス1パイント、またはシャンぺーンを注文した方には牡蠣3個を無料進呈』と書かれた看板のせいでしょうか? このパブは1605年にパブとして誕生。レンガ造りの建物は1666年のロンドンの大火からも逃れ、1700年にアイリッシュ.パブとして再び生まれ変わりました。

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今日は、アイリッシュ.パブ以外のパブも、グリーンの色を使った飾り付けで賑わっていました。

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2009年3月13日

数日前、こんなニュースを読みました。スコットランドのあるお医者さんが、「英国も肥満症の問題が深刻化してきたので、チョコレートに対する消費税をアルコールやタバコと同じようにしよう。」と提案したという記事です。

これに対する、国民の反応はすごかったですね~。さすがチョコレートの国です!「チョコレートは体にいいのだ!」「チョコレートより、ファーストフードに対する税を考えるべきでしょうが。」「税金を上げたくらいで、我々チョコホリックは、めげることはない!エイ、エイ、オーッ!」.....

先日、ブログに、チョコレートのことを書かせていただいた私としては責任(?)を感じて、今朝は早くからパソコンにしがみついて、チョコレートのこと、英国の消費税のことを調べています。そして、わかったことは,いかに英国の消費税は複雑であるかということ。 まず、この国の消費税は、以前は17,5%、昨年暮れから、経済回復をねらって15%に引き下げられました。(タバコ、アルコールはその上、更に税金がかけられています。) でも、この消費税は、全ての物にかかっているのではなく、食べ物、子供用品、印刷物にはかかっていません。 ですから、旅行者が、この3つのものを買っても、始めから税金が含まれていませんので、税の払い戻しもありません........と、普通、こちらの観光ガイドはお客様に説明しています。

ところが、ところが。 同じ食料品でも物によって、税金がかかっているものがあるのです。これがとても複雑で、全て100%を把握しているひとは、この国に、一人もいないのでは?と思うほど。 

たとえば、ケーキは税金ゼロでも、チョコレートは通常の15%、でも、そのチョコレートがパンに塗るようなやわらかいチョコレートだった場合(こちらではチョコレートスプレッドといいます。)は、ゼロ。ビスケットはゼロですが、これにチョコレートがかかると15%。ポップコーンに関しては甘みがあったら15%.......云々。 「私、ビスケットはチョコのが好き。」なんて言ったら、「ハイ、それでは15%の税金をいただきます。」ということに。

要するに、消費税をかけるかどうかは、『消費者にとって、それが生きるために必要かどうか?』にかかっているということです。紅茶はゼロなのに、オレンジジュースは15%。(紅茶がゼロというのはわかります。この国のひとにとって、紅茶をあきらめることは、全ての楽しみ、そして、英国の歴史上、大切な部分を抹消することになるのですから。)紅茶を飲まなければ生きていけないというのはオーバーですが、健全な暮らしに必要と見なされていることは確かです。

日本のように、「全ての物に消費税を課す」というふうになれば単純ですけど、国民性からいっても、この国でそれはあり得ないことだと思います。規則で縛られるより、常識で判断するというのが、英国人です。でも、その常識が個人個人違うことがよくあるもので、それだからこそ、消費税も、こんなに複雑になってしまうんですよね。皆さんは「プレインのビスケットが、生きるのに必要で、チョコレートがかかったものは、必要ではない!」という理論は理解できますか?

写真は私の好きな、ピリッと辛いチリチョコです。

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