2009年9月8日
アメリカでパブリックスクールといえばもちろん公立の学校のことですが、「もちろん」が「もちろんでない」のが英国です。この国では「パブリックスクール」といえば完全に私立の学校のことで公立校はstate schoolと呼ばれます。
それらのほとんどは古い歴史を持っていておもしろいのですが、いつも観光客に公開しているわけではありません。でも、多くがガイド付のツアーを行っていますので、興味のあるかたは参加されてはいかがでしょう。
例えばイートン校です。ここはウィンザー城に行ったついでに簡単に行ける距離にあります。ウィンザーから、テームズ川にかかる橋を渡るとそこはイートンの町です。イートン校にたどり着く前に橋から少し歩いてみるともおもしろいものがけっこう目に付きますよ。
15世紀に建てられた家(今は中華料理のレストラン)のそばにはヴィクトリア女王時代のポストや、その先には英国の街頭ではめったに見られない自動販売機が。(これはずいぶん昔の切手の自動販売機で今は使われていません。)

古いものばかりではありません。先日はヘアードレッサーの前にこんな犬の置物がありました。オシッコをしているこの体勢がなんとも言えず可愛らしいものでした。

イートン校は1440年にヘンリー6世が70人の学生に無料で教育を施すために設立した学校で、それが今では1300名の13~18歳の男子がモーニングを制服として勉学に励んでいます。20名の首相を輩出した学校ですが、中でも有名なのは1815年のワーテルローの戦いでナポレオンを破ったウェリントン将軍です(後に首相)。「ワーテルローの戦いの勝利はイートン校のグラウンドですでに決まっていた。」という彼の言葉が正しければ、今の英国があるのはイートン校があるからといっても言いすぎではないでしょう。この戦いで英国が負けていたら、今、この国では英語のかわりにフランス語が話されていたかもしれません。
ガイドが案内してくれるツアーに参加すればすばらしいパイプオルガンや扇模様の天井(fan-vaulting)、15世紀の壁画などのあるチャペルや、 1443年にできた教室に入ることもできます。この教室では、昔の生徒が自分の名前を机や、窓の雨戸に刻んだものがいまだに残っています。(ツアーに関しては http://www.etoncollege.com/VisitsToEton.aspx)
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普通ロンドンからのウィンザー観光は、半日で済ませる場合が多いのですが、一日ゆっくり過ごせば、例えばウィンザー城で女王が出入りする際に使うロングウォーク(写真)をゆっくり散歩することもできますし、女王のファームショップ(写真)も覗けます。また、タクシーで少行ったところのテムズ川に面したOakley Court Hotelでアフタヌーンティ(写真)をとるのもいいでしょう。これにイートン校を加えれば英国をたっぷり感じる素敵な一日になることうけ合いです。
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