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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

クリスマスまであと一週間少し。ロンドンのウェストエンドは、プレゼントを買い逃し、そろそろあせり出したショッピング客で賑わっています。郊外からはリージェント通りやオックスフォード通りのクリスマス.ライト、またハロッズ.デパートなどのウィンドウ.ディスプレイを見ようと、繰り出す人たちの姿が見られます。オックスフォード通りの今年のクリスマス.ライトのテーマはディズニーが製作した新作に因んで『クリスマス.キャロル』。19世紀を代表する作家チャールズ.ディケンズの作品はあまりに有名で、これまで映画化されたもののどれかは必ずクリスマスにはテレビで放映され、この映画とエリザベス女王のクリスマス.メッセージを聞けば「ああ、クリスマス!」と感じるのはわたしだけではないはず。

 

ところで、クリスマス近くになると例年、私の足は自然と東にある旧市街に向きます。それは私にとって、「ロンドンのクリスマス」イコール「ディケンジアン.クリスマス」だからです。何故ならディケンズがストーリーのために参考にしたであろう場所は、間違いなくウェストエンドではなく、イーストのほうで、金融街である旧市街の裏道を歩けば、まるでクリスマス.キャロルの舞台にポンとおかれたような気持ちになるからです。

 

クリスマス.ライトも、ウェストエンドのような華やかさはありませんが、人通りも少なく、仕事を終えた人々が歩いているのみ。それがまたウェストエンドのクリスマスムードとは全く違った雰囲気を醸し出しています。例えばBow Laneです。当時は、もちろんクリスマス.ライトはありませんでしたが、19世紀の人たちは、ツリーや他のデコレーションを飾って、セント.ポール寺院の大きなドームが見えるこの道を歩いたのでしょう。

 

 

クリスマス.ライトがなくても裏通りは、歩くだけで楽しいものです。

 

 

 寒さがこたえたら、古いパブで冷えた体をなごませて.....でも英国人は寒くても外でビールを飲むことも。

 

 

ただ前を歩いているだけで、中の様子がガラスごしに伝わってきます。そこにはビールを片手に友人たちと語り合う人たちの賑やかな笑い声が......

 

 

現在のLeadenhall マーケットの建物は、クリスマス.キャロルが出版されたころのものとは違いますが、当時もこの時期は、クリスマスのために残しておいたお金で、特別な食べものを買う人たちであふれたのでしょう。

 

         

 

さあ、ウェストエンドで賑やかなクリスマスの雰囲気を味わったあと、昼間は金融街で働くひとでわきたつ旧市街に足を向けて、是非夜のディケンジアン.クリスマスを味わってみてください。

 

 

 

 

 

 

 




トラファルガー広場にあるナショナル.ギャラリーのすぐ隣にあるのがナショナル.ポートレート.ギャラリー(国立肖像画美術館)です。そこで来年の1月24日まで ‘Beatles to Bowie’ という特別展示が開かれています。

ビートルズ ボーウィ

 

この展示は、1960年代に流行したスウィンンギング.ロンドン 「Swinging London」と呼ばれたライフスタイルが、50年を経た記念にと2010年に先駆けて開かれているものです。その時代に活躍した個人やグループのポップ.ミュージシャンのみならず、彼らを成功に導いた写真家の激しいライバル意識を感じさせるのがおもしろいところです。また、当時のデザインの傾向を大きく表現した雑誌や、レコードのジャケットなども一緒に展示されているので、60年代に青年時代を過ごした人々、またそのころは生まれていなかった若者たちにも興味深い品が並び、人気を博しています。

ビートルズ ボーウィ          ビートルズ ボーウィ

 

ビートルズ ボーウィ          ビートルズ ボーウィ

 

写真提供   ナショナル.ポートレートギャラリー

 

集められた150点の写真のうち、100点以上が、未公開の写真。セシル.ビートン、ノーマン.パーキンソンなどの写真家によるビートルズや、デヴィッド.ボーウィー、ローリング.ストーンズ、マリアン.フェイスフル、ジミー.ヘンドリックスの作品からSwinging Londonといわれた時代が蘇ってくるようです。

 

 




英国では6月から8月にかけてはお祭りが多い時期です。田舎をドライブしていますと、道端に‘Vilage Fair’とか、‘Street Fair’とか書かれた布の幕をよく目にしますが、これが日本でいうお祭りです。目的はほとんどがチャリティで、村の教会の維持費を募るためとか、英国に無数にあるチャリティ団体への募金活動なんですが、そういうところで思いがけなくおいしいホームメードのジャムやケーキが手に入るものです。
先日友人の住む通りのストリート.パーティに行ってきました。昼間はクリーム.ティ(スコーンに紅茶のセット)でパーティ。近所のご婦人たちが早起きして作ったホームメードのスコーンに、これまたホームメードのジャムが並びます。もちろんクロテッド.クリームは欠かせません。ジャムはストロベリー、プラム、ルバーブ....何でも好きなものを.....。

バザーでは、電気製品から古本まで色々。売っている方も、なんと紅茶を飲みながら、売り物の本を立ち読みして、一向に商売っ気は感じられません。たまに、「一冊30ペンス。4冊買うと1ポンドですよ~。バーゲン、バーゲン。」と思い出したように大声を出しています。

夜の部は、「モータウン.ミュージックの夕べ」です。1960年代のダイアナ.ロスやスプリームス、スモーキー.ロビンソンの生演奏の音楽が流れます。紅茶に変わってビールや、ワインが登場。9時過ぎ、やっと薄暗くなった空に、アルコールでいい気分になった人たちが踊り始めます。

もしこの時期に英国にいらっしゃることがあったら、道端にあるヴィレッジ.フェアーやストリート.パーティの看板を気にかけてください。「まじめな英国人」というイメージがいかに違っているかを感じるいい機会。‘Everybody is welcome.’です。

 

 




2009年6月21日

今日は夏至の日です。日照時間が一番長い日。驚かれるかもしれませんが、ロンドンは北緯51度32分です。日本の最北端の稚内が北緯45度31分ですから、ロンドンがいかに北にあるかがわかっていただけるでしょう。それでも気候が温暖な理由は暖流による影響です。

さて、そんなに北にある英国は、北欧の白夜とまでは言えませんが、夏場は9時を過ぎてもまだまだ明るくて、夕食後に「さあ、一日はこれから始まる。」と、ロンドンの公園ではジョギングをしたり、読書をしたり、犬と散歩をする人がいたり、と、それぞれロンドンの‘白夜’を楽しんでいる人を多く見かけます。

今朝は、4時58分に陽が昇りました。今は、朝の8時半ですが、青空に筆で表面だけサーっとこすったような白い雲があるだけで、極めて心地よい天気です。

夏至には毎年、世界中から大勢のひとがストーンヘンジに集まります。

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5000年前に造られた溝と土手の中に3500年前に建てられたのがこの古代環状列石ストーンヘンジで、世界遺産にもなっています。この遺跡に関しては、「ドゥルイド教の神社であった」とか、「ヒーリングの場所であった」とか、「天文観測所であった」とか、色々言われてきました。建った理由や目的は何であれ、夏至の日にサークルの真ん中に立つと、サークルのすぐ外にあるヒールストーンという石と、更にその先に伸びるズィ.アヴェニューという道をつなげた直線の先端から、太陽が昇るというのは、偶然ではないでしょう。

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ですから夏至の日には、ドゥルイド教信者や、昔でいうヒッピー、また単にストーンヘンジからの日の出を見たいという人たちが集まります。去年は3万人が、そして今朝は3万5000人が世界中から集まりました。この日だけ、普段は入場禁止のインナー.サークル(内側の円)への入場が許されています。大切な文化遺産ですので、アルコールに酔ったひとが、石を倒すまではいかないにしても、「石の保存に反する行為をしては大変!」と毎年、警察が出動しますが、今年は何事もなく、今、テレビでは家路に向かう人たちが写されています。

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過去10年、夏至の時期にインナー.サークルを開放してきましたが、それによる石へのダメージはないことから、これからも毎年続ける意向と、ストーンヘンジを管理する保存財団のイングリッシュ.ヘリテージは言っています。人々を完全にシャットアウトしての遺跡の保存ではなく、こうやって開放して見せたりすることによって、私たちもストーンヘンジのみならず、他の遺跡保存の大切さをもっと身近に感じますね。







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