2010年6月16日
ロンドンの北東エセックス州にあるザ.べス.チャトー.ガーデンズに行ってきました。今年がちょうどガーデンが出来てから60周年という年にあたり、ティールームにはべス.チャトーさんとガーデンの60年に及ぶ歩みが写真と共に展示されていました。
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べス.チャトーさんがご主人と共に造られた最初のガーデンはウォーターガーデンでした。そこはご主人の果樹園の中でも乾燥し過ぎているか、または水を含みすぎた土地で果物どころか何の栽培もできないようなところだったようです。ところがこれが返ってべスさんの情熱をかきたてるきっかけとなります。彼女がここをオアシスにするべくウォーターガーデンの設置に挑戦したのが現在世界的に注目されているべス.チャトーガーデンの始まりでした。
下の写真は、ダムを敷いて造られた4つの池の周りに出来たウォーターガーデンです。


今では降雨量が最も少ない(一年に50センチ)といわれるイースト.アングリア地方ではあまり見かけない植物のオアシスとなっています。
グラヴェル.ガーデン(砂利のガーデン)はもと駐車場だったところで、ほとんどは砂利と砂しかなかった土地に作られたガーデンです。ユーフォビアやエリンギアムの他、葉の直径が1メートル以上もあるグンネラなどが、植え替えの時以外は一切水を与えられなくても元気に育っています。世界中で水不足の危機が伝えられる中で、この庭は21世紀の環境に最も適した庭と言えるのではないでしょうか。

このほか、1999年に最も新しく造られたスクリー.ガーデンには、アルプスの山の斜面に咲く花をイメージして造られたガーデン、また大木の生い茂るウッドランド.ガーデンなどがあります。

自然に対抗して植物を合わない環境の中で育てるのではなく、その植物が一番合った環境の場所に植えてあげるというべス.チャトーのガーデニング哲学は、これからのガーデニングに実に多くのヒントを与えているといえるでしょう。1999年に亡くなったご主人のアンドリューさんは、ガーデン植物の研究では多くの専門家が驚くほどの資料を残しました(写真は彼の膨大な研究成果の中から日本の植物に関する資料)。またべスさんご自身の著書も多く出版されています。


現在86歳のご高齢にもかかわらず、とても美しく輝いていらっしゃるべス.チャトーさんにお会いして、植物の偉大さ、そしてエコ.ガーデニングを続けていらっしゃるべス.チャトーさんに大きな拍手を送りたい気持ちでガーデンを後にしました。












