2010年5月26日
チェルシーフラワーショーに行ってきました。王立園芸協会(RHS)が主催するこのショーは今では、世界で最も注目を集めているフラワーショーで毎年5月末に開催されます。見学者も熱心ですが、出展者は18ヶ月も前から準備にかかる人もいるとか。この5日の間に自分のガーデン、または植物が最高の姿になるように色々苦心しているそうで、中にはスペインにまで花を持って行って開く時期を調節したという話も聞きました。



王立園芸協会が設立された1804年はコンテストはもっぱら誰が一番大きなキャベツを作ったかなどが競われたといいます。今では野菜は花の影に隠れてしまっていますが、それでも美しさは花に負けていません。

アウォードはゴールド、シルバーギルド、シルバー、ブロンズと4種類ですが、その数は決っていません。RHSの審査の基準が満たされていて、優れているガーデンや植物にメダルが渡されます。昨日その結果が発表されました。ゴールドの中でも最優秀賞(ベスト.イン.ショー)はデイリー.テレグラフ新聞社がスポンサーになったショーガーデンです。

BBCのインタビューに答えるデザイナーのアンディ.スタージォン氏。

イーデン.プロジェクトというコーンウォールのガーデンは今までのチェルシー.フラワーショーの中でも一番大きなショーガーデンで、多くのホームレスや囚人たちが作り上げたガーデンです。シルバーメダルを獲得しました。

日本からは連続3回金メダル獲得者の石原和幸さんが今年も出展されました。『風花 かざはな』と名づけられた今年のショーガーデンは、屋根上に流れる水が不思議と気持ちをおだやかにしてくれます。

外からほんの少し見えるセンターのテーブルに夜空を見上げながら水の音と共に自然に溶け込む自分の姿を想像してみました。

残念ながら今年はシルバーメダルでしたが、エリザベス女王が特に石原さんのお庭にお入りになって、‘Amazing!’と言われたそうです。そして来年も是非、出展してくださいと。この言葉は石原さんにとっては金メダルを取るよりもうれしいことだったとお話されていました。「エリザベス女王に励まされました。来年も必ず来ます。」とガーデンに対する熱いお気持ちが奥深く伝わってきました。「花の命は短いけれど、見た人の感激は永遠に残る」という言葉が印象に残ります。

石原さんにとっての今年のメダルは、女王様からいただいたプラチナメダルといえるのではないでしょうか。












