2010年4月28日
ロンドン中心で人気の公園、ハイドパークやケンジントンパーク、リージェントパークに比べホランドパークが「もっともロマンチックな公園」と呼ばれる所以は、大木の並ぶ散歩道があったり、自然のまま残されている部分があってオープンスペースというよりこじんまりした空間が多いせいかもしれません。19世紀にはラファエロ前派の画家フレデリック.レイトンらの画家やアートディーラーのサークルである‘ホランドパーク.サークル’がこの地域を拠点に活躍したのも偶然ではなかったでしょう。

現在の公園は55エーカーという面積ですが、1605年にウォルター.コープ卿がジャコビアン建築のホランド.ハウスを建てた時の敷地はその10倍あったといわれます。この邸宅は社交の場として詩人バイロン、作家チャールズ.ディケンズ、ディズラエリ首相などが訪れました。また第2次世界大戦の数週間前に開かれた舞踏会にはジョージ6世ご夫妻も参加しています。これが最後のホランドハウスでの催し物となったわけですが、戦時中ドイツ軍の爆撃に合い、建物のほとんどが崩壊してしまいました。現在ではその建物の一部がユースホステルとして使われています。
さて、現在のホランドパークには設備の整った子供の遊び場や、野外劇場、日本庭園(Kyoto Japanese Garden)、レストランなどがあります。また冷蔵庫がなかった時代に氷を保存したアイス.ハウス(写真)にはさまざまなアーティストの展示会が催されていて、5月2日までは日本人二人のアーティストAkiko Fujikawa氏とNana Shiomi氏の木版画展示会が行われています。

下の写真は「亀の日時計」です。













