2009年3月13日
数日前、こんなニュースを読みました。スコットランドのあるお医者さんが、「英国も肥満症の問題が深刻化してきたので、チョコレートに対する消費税をアルコールやタバコと同じようにしよう。」と提案したという記事です。
これに対する、国民の反応はすごかったですね~。さすがチョコレートの国です!「チョコレートは体にいいのだ!」「チョコレートより、ファーストフードに対する税を考えるべきでしょうが。」「税金を上げたくらいで、我々チョコホリックは、めげることはない!エイ、エイ、オーッ!」.....
先日、ブログに、チョコレートのことを書かせていただいた私としては責任(?)を感じて、今朝は早くからパソコンにしがみついて、チョコレートのこと、英国の消費税のことを調べています。そして、わかったことは,いかに英国の消費税は複雑であるかということ。 まず、この国の消費税は、以前は17,5%、昨年暮れから、経済回復をねらって15%に引き下げられました。(タバコ、アルコールはその上、更に税金がかけられています。) でも、この消費税は、全ての物にかかっているのではなく、食べ物、子供用品、印刷物にはかかっていません。 ですから、旅行者が、この3つのものを買っても、始めから税金が含まれていませんので、税の払い戻しもありません........と、普通、こちらの観光ガイドはお客様に説明しています。
ところが、ところが。 同じ食料品でも物によって、税金がかかっているものがあるのです。これがとても複雑で、全て100%を把握しているひとは、この国に、一人もいないのでは?と思うほど。
たとえば、ケーキは税金ゼロでも、チョコレートは通常の15%、でも、そのチョコレートがパンに塗るようなやわらかいチョコレートだった場合(こちらではチョコレートスプレッドといいます。)は、ゼロ。ビスケットはゼロですが、これにチョコレートがかかると15%。ポップコーンに関しては甘みがあったら15%.......云々。 「私、ビスケットはチョコのが好き。」なんて言ったら、「ハイ、それでは15%の税金をいただきます。」ということに。
要するに、消費税をかけるかどうかは、『消費者にとって、それが生きるために必要かどうか?』にかかっているということです。紅茶はゼロなのに、オレンジジュースは15%。(紅茶がゼロというのはわかります。この国のひとにとって、紅茶をあきらめることは、全ての楽しみ、そして、英国の歴史上、大切な部分を抹消することになるのですから。)紅茶を飲まなければ生きていけないというのはオーバーですが、健全な暮らしに必要と見なされていることは確かです。
日本のように、「全ての物に消費税を課す」というふうになれば単純ですけど、国民性からいっても、この国でそれはあり得ないことだと思います。規則で縛られるより、常識で判断するというのが、英国人です。でも、その常識が個人個人違うことがよくあるもので、それだからこそ、消費税も、こんなに複雑になってしまうんですよね。皆さんは「プレインのビスケットが、生きるのに必要で、チョコレートがかかったものは、必要ではない!」という理論は理解できますか?
写真は私の好きな、ピリッと辛いチリチョコです。













