2010年3月3日
3月に入り、やっと春らしい天候になってきました。天気予報を信じるならまだ雪が降る可能性があるとはいえ、まわりの空気には春の香りが漂っています。それに、外出時は少しくらい寒くても普段より一枚くらい余計に着込んでいけば問題なし!夏場の観光シーズンが始まる前に観光名所をゆっくり歩いてみてはいかがでしょう?例えば大学の町オックスフォードです。
オックスフォード大学は、英語圏の国の大学としては最も古く、いったいいつごろ出来たかは定かではありません。いずれにせよ1167年にヘンリー2世によってイングランド人がパリで勉強することが禁じられたためにオックスフォードが教育の場として急速に栄えたこと、1190年に最初の外国人留学生が入学したことは記録に残っています。そして教室、学寮を兼ねたカレッジが13世紀から続々と建てられ現在では38のカレッジで2万人の学生(大学院生も含む)が勉学に励んでいます。日本の皇太子や皇太子妃が学ばれたマートン.カレッジやベリオル.カレッジはともに13世紀に創立されています。
ところが「学生の町オックスフォード」は夏場は世界中から観光客やさまざまな夏期講習のために学生が押し寄せ、ともすればラッシュ時のロンドンのヴィクトリア駅を思わせる混雑が起こることも。だからこそ、そこの歴史の街を今の時期に訪ねていただきたいと思います。
さて、オックスフォード大学のカレッジでも一般公開しているところとそうでないものがあります。一番大きなクライスト.チャーチはハリーポッターの映画のロケ地やモデルに使われたところで観光客に人気です。12世紀に建てられた礼拝堂(Cathedral写真)のステンドグラスには1320年の「聖トマス.ベケット殺害」や、19世紀のウィリアム.モリスのラファエル前派の美しい作品が見られます(写真)。食堂に使われているホールは「ハリー.ポッター」の映画に出てくる食堂のモデルになったところ(写真)。また「不思議の国のアリス」を書いたルイス.キャロルが数学教師としてこのカレッジおしえていたこともあり、アリスのステンドグラスが見られます。
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クライスト.チャーチが有名な観光地になっている一方でそれほどまでには観光では知られていないカレッジも多くあります。例えば1458年に設立されたモードゥリン.カレッジはクライスト.チャーチとは建物の大きさなどでは劣りますが、オックスフォードでは一番美しいといわれる塔をもち、またその広大な敷地は散歩の目的だけのためにこのカレッジを訪れたとしても決して期待を裏切られることはないでしょう。回廊に囲まれた庭(写真)にはCSルイスが「ナルニア王国 The Cronicles of Narnia」を書くにあたってインスピレーションを受けたといわれる石像が並びます(写真)。

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敷地内に流れる川に沿った1マイル(1キロ)程の‘アディソンの散歩道(写真)’は季節季節の野生の花が見られるとか(写真は3月初めのもの)。ルイスがトルキン(「指輪物語」の作者)と歩いた後クリスチャンになる決心をしたのはこの道だったといわれています。(CS ルイスはモードゥリン.カレッジの教授でした。)

さあ、せっかく春の足音が聞こえだした3月に是非オックスフォードを一日中存分楽しむ計画をたててください。オックスフォードへはロンドンのパディントン駅から列車で、またはヴィクトリアノッティングヒル.ゲートを含むバスストップからバスで簡単に行くことができます。












