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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

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いつも見ている景色でも、高い場所から見れば全く違うふうに見えることが多いものです。でも日本のように高い山や、高層階のビルが少ない英国ではヘリコプターにでも乗らない限り、‘高い場所’は探すのが大変と思われるかもしれません。

 

ところがほんの少し登っただけでも、「あらっ!」と思う景色に出会えることがあります。例えばRyeの町です。この町のメインの教会といえばセント.メアリー教会ですが、塔の入り口が、教会の入り口と違うので、たいていはパスしてしまう方が多いのです。しかもこの塔は普通の教会の塔よりずっと低いので、わざわざ急な階段を登ってまでいく価値は?と思うかもしれません。教会自体が、町の高台にあるということもありますが、上からの眺めは素晴らしいものです。階段というより、梯子といったほうがいいくらい急なのですが。

 

壁と壁の間の幅50センチくらいの通路を使い、その時は静かに待ち時間を待っている大きな鐘の横を通って前に進みます。

 

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これらの鐘は、1775年に作られたものですが材料はもっと古いのです。1377年にRyeの町がフランス人によって焼かれてしまった際、ここにあったベルも彼らによって略奪されてしまいました。それを数年後にRye と隣のウィンチェルシーの男たちが勇んでノルマンディーまで出かけて行って取り戻したものを溶かし、やっと現在8個ある鐘のうちの6個を作ったという経歴があります。つまりRyeとNormandyの間を行ったり来たりして、しかも溶かされて、また新しいベルとして生まれ変わったり、ずいぶん忙しい人生(?)を歩んできたベルたちです。8個あわせて5トンもある重いベルを横に見ながら階段を登ります。

 

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そしててやっと頂上。そこからの眺めは、お天気のいい日ですとRyeの町のタウンホール、密輸業者の監視塔、イープルタワー、風車だけではなくRyeの港や遠くはウィンチェルシーの町、ライヒルまで見渡せ、「こんなに低い塔なのにずいぶん遠くまで見渡せること!」と驚いてしまうほど。

 

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ロンドンでは高いところといえばもちろんロンドン.アイの観覧車もありますが、タワーブリッジ、セント.ポール寺院、そして1666年のロンドン大火の際の記念塔(The Monument)がありますので、足に自信がある方は、是非高いところに登って、今までと違うロンドンの町を見てみてはいかがでしょう。

 

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