2009年9月20日
イギリスの伝統では、週のうちで一番のご馳走といえば日曜日に食べるサンデーローストです。
これはオヴンで焼いたビーフ、ポーク、チキン、ラムが主でそれにお肉と一緒に焼いたじゃがいも(ローストポテト)と、付け合せの塩茹で野菜をいただくのですが、ローストビーフは名物料理にもなっています。
18世紀まで、「何でもフランス」「フランスが最高」ということで、余裕のあるひとたちはフランス人のシェフまで雇って、フランス人みたいな食生活をしようとしましたが、結局全て食べつくした後で多くのひとが「やっぱりローストが一番」という結論を出したようで、今では「フランス料理は食べなくても毎週サンデーローストは食べる」という人が断然多いのです。英国の食文化はここ20年でずいぶん変わってきたとはいえ、今だにサンデーローストが人気なのは確か。週によってお肉の種類は変わっても、毎日曜日に必ずサンデーローストを食べなければ月曜は来ないと信じているような人たちさえいる気がします。
私の家族は5人。そのうちひとりが完璧ヴィーガン、ひとりが90%ヴェジタリアン/ 90%ヴィーガン、ひとりが50%ヴェジタリアン、あとの2人は完璧肉食派です。ですから外食が大変と思われるかもしれませんが、そこがマルチカルチャーの都市、ロンドンです。レストランの種類は無数。交代で色々な場所をトライできるので、返って変化を楽しんでいます。(ほとんどのレストランにはヴェジタリアンメニューというものがあります。)
さて、先週の日曜日に行ったのは、Marylebone High Street にある‘Eat and Two Veg ’というヴェジタリアンレストラン。そこのメニューに「サンデーロースト」と書かれて、よく読んでみるとそれは「お肉ではなくナッツローフをローストしたもの」であることがわかりました。そのレストランは基本的にはヴェジタリアン料理なのですが、メニューにVgと書かれているものもあります。これはヴィーガンのひとたち用の品。またVaと書かれているのは「vegan alternative」のことで、「ヴィーガン用にも料理できますよ。」ということです。つまり、ヴェジタリアンは卵やチーズ、蜂蜜も食べますが、ヴィーガンは動物性のものは一切とらないので、「ヴィーガン用に、動物性のもを使わず料理できますよ。」ということです。
さて、まず前菜ですが、家族はクリスピー.アロマティック.ダックが大好きで(これは英国で作られたレシピーだそうで、英国式北京ダックです。)、まずそれを注文(写真)。
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メインはシュ二ッツェル、マッシュルームとアスパラのミルフィーユ、ヴィーガンバーガー、そしてヨークシャープディング添えサンデーローストです。




因みにワインは『オーガニック・ヴィーガンワイン』をトライしました。ワインにヴィーガンがあるのがおもしろいでしょう? つまり製造の過程で例えば動物の骨でできた器具を使ったりすると、それはもうヴィーガンではなくなるので、それが証明されたワインという意味です。これがとてもおいしく、大満足。
デザートは、ヴィーガンアイスクリームにヴェジタリアンチョコレートケーキを注文しましたが、ごめんなさい、いつもの癖が出てしまい、カメラそっちのけで食べるのに夢中でした!
ということで、今回のレストランもマル。肉食中心のふたりも、十分満足したことはいうまでもありません。ヴェジタリアンレストランでは今まで、はずれがあまりないということは、皆さんにもおすすめできるのではないかと思いました。この日の請求書は5人で110ポンド。10%のチップを支払ってもひとり25ポンドで十分おなかがいっぱいになりました。
来ているお客も学生風、若い家族、年配夫婦とさまざまで、時間とともに早いスピードで席がどんどん埋まっていきました。もはやヴェジタリアンは特別なひとの食べ物ではなくなり、ロンドンの食業界も、こだわった食生活をしている人々のために新しいメニューを開発していっているといういことでしょうね。













