2009年8月30日
‘サイダー’と‘ペリー’と聞けば、もしかしたら皆さんは‘三ツ矢サイダー’と、あのフランスのミネラルウォーター‘ぺリエ’を思い出されるかもしれませんね。
実はこの国でサイダーといえばりんご酒のことで、ペリーとは梨酒のことなのです。どちらも昔から飲まれているもので、私は産地のひとつであるヘレフォードシャーの友人の村の収穫祭などでいつも目にしていきたもので、家でもよく飲んでいます。ところが最近のニュースで「ペリーの消費が急増。2007年の全国売り上げが340万ポンドだったものが2009年には4600万ポンドに急上昇した。」と報道されました。何故? 理由は簡単で、英国人さえ‘ペリー’という名前に馴染みがなかったからです。‘ペリー’に代わって‘ペアーサイダー’という名前を使ったところ、急に人々が興味を持ち出した理由とのことでした。
ペリーは昔はサイダーと同様、農家で作られていたもので、ペリー用の梨は100種類以上。しかもそれらの木は最低十年たたないと良い梨が出来ないそうで、100年以上の木もあるくらいです。ですから沢山はできないので、大きな工場で作られるものではなく、産地であるヘレフォードシャー、グロスターシャー、ウスターシャーに行けば、各地で色々なペリーに出会うことができます。
収穫が終わって、実際に農家でペリー造りが始まるのは、9月中頃。その頃に、実際に作っている写真をお届けしたいと思います。そんなペリーは、ロンドンの酒屋さんやスーパーでも種類は限られていますが、手に入ることもありますので、皆さんも是非、この「新しくて古い飲み物」を試してみてください。
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