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イギリスに滞在中のヴァージン特派員達が、イギリスの「今」の情報をお届けします!!

木島タイヴァース由美子 プロフィール


イギリス田舎周りとマーマレード作りを趣味とする。 人間より動物のほうが賢いと信じている在英年数30年以上の日本人。

湖水地方の名物のひとつにケンダル.ミント.ケーキがあります。ケーキといっても一般的な小麦粉で作るやわらかいケーキとは全く違い、日本語では『はっかの砂糖菓子』と言ったほうが適切ではないかと思います。一般的な白いミントケーキはロンドンでも手に入りますが、地元ではスーパー、お菓子やさんで見かける茶色の砂糖でできているもの、チョコレートでコーティングしてあるものなど色々な種類があるようです。

 

このケンダル.ミント.ケーキはもとはと言えばケンダルで、1869年にジョゼフ.ワイパーという人が透明のはっか飴を作ろうとしたところ、失敗して出来上がったものが単にミントの砂糖菓子で、これを商品化したものとか。このミントケーキはエドムンド.ヒラリー卿が1953年の5月にエベレスト山頂に初めて到達した時に持っていって以来、益々有名になりました。でも正直言って私はこれまでこの名物菓子はさほど好きではなく、お土産として買ったことは一度もありませんでした。

 

さて、先日仕事で4名のお客様をお連れして湖水地方のウォーキングをしました。この地方はアウトドア.スポーツのメッカであり、特にウォーキングに関しては初心者向けの平坦なコースから、高さは全て1000メートル以下ではありますが登山家も目指す急勾配のコースなど、その人の実力によってさまざまなルートを選ぶことができますので人気の地域です。

 

    

 

 

その日私たち5名はホワイト.モスからダヴ.コテージまでの比較的簡単な道を歩く予定でした。昼食がいつになるかわからないために、当日の朝、ホテルでパックランチを用意していただき出かけたのでしたが、グラスミア湖手前のラフリッグ.テラスからラフリッグ.フェルの登山口(実際にそれは登山口と言えるようなちゃんとしてものではないのですけど。)まで来た時、「せっかくだから頂上までは行かないにしても、ラフリッグ.フェルの途中まで登ってみましょう」ということに。

 

 

 

最初はなだらかな小道もだんだん険しくなり、しまいには岩に手をつきながら、下の岩を踏み台にして登る急勾配も出てきました。「適当なところで引き返しましょう。」が、登っていくうちに、皆さん「頂上まで登りたい!」という願望が強くなってきましたが、ところどころで頂上と思っても、まだその先があることに気がついてがっかり!

 

 

 

こうやって1時間少しでやっと頂上に到着。

 

 

さっそくホテルで用意してくれたパックランチを。サンドウィッチにワイン、リンゴ、レモネード.......そして出てきたのがケンダル.ミント.ケーキでした。汗をいっぱいかいたので水分も補給して、甘いもので元気をつけよう!とチョコレートで包まれたミントケーキを。ウン?美味しい!今までこのお菓子がこんなにおいしかったなんて感じたことはありませんでした。エベレストの山頂でヒラリー卿もこうやってミントケーキを食べたのでしょうか?もしそうだとしたら、きっとそのミントケーキはどんなお菓子にも増して絶妙な味だったことでしょう。

 

 

 

苦労して登ったラフリッグフェルからの景色は素晴らしいものでした。そこからは眼下にライダル湖、グラスミア湖のほか、反対側にはウィンダミア湖が。そう、それは360度望める景色です。

 

 

 

これから湖水地方は益々紅葉が美しい季節。ウォーキングにいらっしゃる方は、桃太郎のきびだんごではありませんが、是非ケンダル.ミント.ケーキをお忘れなく。10月に再び湖水のウォーキングツアーがあります。帰ったら紅葉に染まった景色をこのブログでご案内したいと思います。

 

 

 




下の写真をご覧になればある人は「ロンドンの繁華街」と思い、ある人は「どこかのお祭り」と思うでしょう。でも遠くにある塔に見覚えがある方はいらっしゃいますか?実はここ、オックスフォードなんです。塔はクライスト.チャーチのトム.タワーです。このカレッジは映画ハリーポッターのロケにも使われたところで、オックスフォードのフォーカルポイントのひとつ。

 

そう、あの大学の町オックスフォードは7月8月はカレッジは夏休みでオックスフォード大学の学生はあまり見当たりませんがその代わりに観光客や、世界中から、語学学校のサマースクールなどにやってきた学生でそれはそれは賑やかなんです。

 

私はどちらかと言えば9月以降の静かなオックスフォードが好きで、特に秋には蔦のからまる校舎、冬には人気のない町を歴史を感じながら歩くのがなんとも言えません。

 

 

上の写真と同じ日に同じ通りを歩いていた時に聞こえてきた音楽。それにつられて進むと、そこには楽器を奏でながらビートルズの歌を歌う年配の方がいらっしゃいました。隣の椅子には犬がチョコンと座っています。その若々しい声に惹きつけられてしばしの間、聞きほれていました。

 

    

 

そうしているうちになんとその犬が歌い始めたではありませんか。動物に芸をさせてお金を集める大道芸人はあまり好きではないのですが、この犬はあきらかに楽しんでいるようです。それもいつも歌うのではなく、気が向いた時にだけ上を向いて「アオーン、アオーン」と歌う姿は正に伴奏に合わせて歌っているという感じ。隣のおじさんの歌声に負けず美声でした。

 

 

9月になれば静かなオックスフォードが戻ってくる季節ですが、この犬とおじさんは相変わらず歌い続けてくれるでしょうか?







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